ネット予約はこちらネット予約はこちら
  • 〒565-0875 大阪府吹田市青山台2丁目1-15
MENU

呼吸器科

Cardiology

呼吸器科|吹田市の動物病院【公式】ESSE動物病院吹田

Cardiology

呼吸器科

こんな症状ありませんか?

  • 咳を時々/よくしている
  • 元気が低下してきた
  • 呼吸が荒い/早い
  • 鼻水がよく出る

考えられる病気・疾患について

わんちゃんによくある病気

短頭種気道閉塞症候群

ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、パグ、チワワなどの短頭種と呼ばれる鼻が短い犬種に多い病気です(具体的な病名には、外鼻腔狭窄軟口蓋過長などがあります)。症状としては、特徴的な呼吸音を伴う努力呼吸が見られる事が多く、また呼吸器症状と同時に嘔吐などの消化器症状を伴うことも多いです。治療は、各病気に対して外科治療が行われます。外鼻腔拡張術や軟口蓋の切除術などです。またこの病気は、飼い主様に病気と気づかれていない場合も多く(犬自身は呼吸がかなり苦しい状況でも)、イビキの様な音が寝ている時や起きている時にする場合、動物病院への受診をおすすめします。早期の治療介入により、呼吸器症状の重症化リスクや熱中症のリスクを回避することにつなげる事ができます。

慢性気管支炎

具体的な病気(気管虚脱、心臓病など)がない状況でも、気道の炎症により咳が2ヶ月以上続く病気です。この咳の原因は、気管支から出る過剰な分泌物を排泄するためのもので、この気管支からの分泌物はエアロゾル(アロマやタバコなど)、アレルゲン、細菌・ウイルスなどの気道感染、繊毛機能不全などによって悪化するとされています。他の病気の有無を確認するためにレントゲン検査は一般的に行われ、またさらに細かい状況の確認・治療選択のためにCT検査、気管支鏡検査などが行われます。治療は、アロマ・タバコなどの気道刺激物質から回避や肥満対策の他、薬物治療としてはステロイド、抗菌薬、気管支拡張薬、去痰薬などが使われます。

犬伝染性気管気管支炎

1歳未満の子犬での発症が多い、咳を主な症状とする呼吸器感染症です。ブリーダーやペットショップなど多頭飼育環境での蔓延する事が多いのですが、潜伏期間によっては家に迎え入れてから症状が出てくることもあります。パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、ボルデテラなど複数の種類の細菌やウイルスが関与していることが知られており、これらの感染症用のPCR検査でこれらの病原体を調べることができます。治療は、抗菌薬や気管支拡張薬、咳止めなどの他、ネブライザー治療を行うこともあり、自然治癒することもありますが、悪化予防・症状の緩和を目的に治療する場合が多いです。

わんちゃんの呼吸器疾患について

ねこちゃんによくある病気

猫ウイルス性鼻気管炎

ヘルペスウイルスⅠ型が主な原因となる伝染性の鼻気管炎です。他にも、カリシウイルスやクラミジア、細菌などが関与する場合もあります。症状は、くしゃみ、鼻汁、食欲不振、元気低下、発熱などがあり、同時に結膜の充血や腫れを起こす結膜炎が併発することもあります。診断は、臨床症状から推測し必要に応じて抗原検査やPCR検査を行います。治療は、抗ウイルス薬、免疫賦活薬、抗生剤、吸入治療など、病状に応じて組み合わせて行います。また、一度感染してしまうとウイルスが体の中から出ていくことはなく、ストレスや免疫低下により再発症することもあり、生涯ケアが必要です。

猫喘息

アレルギーによる気管などの病気で、猫ちゃん全体の数%がこの病気に罹患していると言われています。咳、喘鳴(ヒューヒューなど呼吸時に音がすること)、呼吸回数の増加などを引き起こします。診断は臨床症状やレントゲンなどから暫定診断され、気管支拡張剤などの治療反応を持って診断されます。しかし、気管や肺の感染症や腫瘍など他の病気と見分けるのが難しいこともあり、その場合は気管支鏡検査などの精密検査を行い、詳細な情報を集めて診断することもあります。治療の根幹はステロイドとなりますが、時に糖尿病の全身的な副作用を生じます。吸入療法やその他の治療オプションにより回避することが可能ですので、ご相談ください。

肺腺癌(肺腫瘍)

猫の肺にできる腫瘍の中で一番多い腫瘍であり、肺にできたものの60%以上が肺腺癌だったという報告もあります。症状は、呼吸が早い、咳、食欲低下、元気低下などがあります。診断は、レントゲン検査で肺の腫瘍を疑ったのちCT検査で肺の状況を細かく確認し、外科摘出により治療と診断を同時に行います。CT検査の時に針の検査を行い腫瘍細胞をとることで診断を行うこともありますが、腫瘍細胞を広げてしまうリスクもあるため、今後の治療方針により検査の実施を慎重に判断します。とても転移率が高い腫瘍で、全身の筋肉や指先(腫れや出血が起こります)などに転移した場合、それにより肺の腫瘍に気付かれる場合もあります。転移がある場合は手術を行なっても長期生存は難しいですが、転移前での腫瘍の発見と早期の外科手術が行うことができれば長期生存も可能となる場合があります。

ねこちゃんの呼吸器疾患

詳しい呼吸器科 疾患・症例についてはこちら

当院の治療の特徴

POINT1

デジタルレントゲン装置による、迅速なレントゲン検査

一般的に普及しているレントゲン装置であるCR(コンピューテッドラジオグラフィ)は撮影から次の撮影までに1分弱かかります。それに対して当院でも導入しているDR(デジタルラジオグラフィ)は、同じ検査を10秒強で行うことができます。それにより検査時間の短縮と、拘束時間が減ることから動物の負担軽減にもつながると考えています。

心臓の状況を超音波検査でしっかり把握
POINT2

豊富な治療選択

病気の種類や程度そしてご家族の希望に対して、当院は最適な治療提案ができるよう努めています。咳止めや抗生剤などの薬での内科治療はもちろん、ネブライザーでの吸入治療、エアロチャンバーでの吸入治療、短頭種気道閉塞症候群などに対する外科手術というように様々な選択肢を持って治療をご提案させていただきます。

心臓と腎臓、両方を守る治療
POINT3

気管支鏡による精密検査

当院は、呼吸器の専門診療を行う獣医師と協力して気管支鏡検査などの呼吸器の精密検査を行うことができます。月に1回、気管支鏡検査を行う獣医師が来るタイミングで、当院での検査が可能です。繰り返す咳やレントゲンなどの検査で診断がつかない場合、気管支鏡検査などを行うことで、確定診断ができる場合もあります。そして、その結果をもとに治療を組み直すことで、必要十分な治療ができると考えています。

また、専門診療を行う獣医師による呼吸器科のセカンドオピニオンも受けております。ご希望の方は、当院まで電話でご連絡ください。

治療内容と目的がわかるしっかりとした説明

治療の流れ

1

受付・問診

受付いただきましたら、スタッフから問診させていただきます。どのような症状がいつごろからあるのかお伺いさせていただきます。セカンドオピニオンの場合は、どのような診断(もしくは疑い)でどんな治療をしている(もしくはご提案されている)かもお伺いします。また、咳や呼吸の異常などの動画があればそちらも確認させていただきます。

受付・問診
2

身体検査

通常の身体検査に加えて、診察室内での呼吸状態や呼吸音の詳しい聴診、首の気管などの触診も詳しく行います。

身体検査
3

検査

症状に応じて、血液検査、レントゲン検査、体表・心臓エコー検査、ウイルス感染症に対するPCR検査などを提案させていただき、相談の後検査を実施します。

また、呼吸状態の悪い動物には最小限の説明ののち酸素投与などの状態の安定化を優先し、状態を見つつ負担の少ない検査からを実施していくこともあります。

検査
4

検査結果の説明・治療方針のご相談

検査結果に応じて、どのような病気が疑われるのか、そしてどんな治療が選択でき、その治療を選択した場合どのような経過が予想されるのか説明させていただき、治療の方針をご相談させていただきます。治療の選択肢としては、飲み薬、点鼻薬、吸入治療などを行うことがあります。

検査結果の説明・治療方針のご相談
5

お会計・次回の予約

お会計、お薬のお渡し、説明資料のお渡しは受付からさせていただきます。次回の再診目安もお伝えさせていただきます。

お会計・次回の予約

料金はこちら

※表示価格は全て税込価格です。

検査費用

血液検査 4,500円~
レントゲン検査 5,000円~
超音波検査 2,500円~
PCR検査 15,000円~

治療費用(体重により変動します)

中等度の咳に対しての内科治療(飲み薬) 2,400円〜(3種類:1週間分)
ネブライザー治療 4,000円〜
気管支鏡検査 ご相談ください。概算をお伝えします。
pagetop