吹田市の「ESSE(エッセ)動物病院」は、北千里駅徒歩8分、駐車場有で、箕面市・豊中 市からもアクセス良好。日本獣医がん学会腫瘍科認定医Ⅱ種の院長が、腫瘍・皮膚病・心臓病・外科の診療に注力。セカンドオピニオンも喜んで承ります。

皮膚科・耳科

皮膚科・耳科

⽪膚科とは、全⾝を覆う臓器である⽪膚を診る科⽬で、治療の経過が⾒えやすい科⽬でもあります。
⽿科は、⽪膚の⼀部である⽿を診る科⽬で、通常の⽪膚よりも⾒えにくいため、特殊な機械が必要な科⽬でもあります。
⽪膚科・⽿科疾患で⾒られる症状は、以下のものがあります。

  • ⽪膚、⽿をかゆがる
  • フケが多い
  • カサブタができる
  • ⽑が抜ける
  • ⽪膚がただれる
  • ⽪膚にしこりができる
  • ⽿が匂う
  • ⽿あかが多い

⽝猫の⽪膚病の症状でよく聞くのが、「かゆい」「しこりがある」です。
かゆみは動物だけでなく飼い主にも、⾝体的、精神的に⼤きな負担になるものです。
また⽪膚のしこりも、飼い主に“悪性腫瘍”を考えさせとても不安にさせる症状だと思います。
私たち動物病院がこういった⽪膚病の診断・治療を⾏うことで、動物を治し、飼い主を安⼼させることができるよう⽇々診療しています。

犬の皮膚疾患

細菌性⽪膚炎、外⽿炎

⽝の⽪膚常在菌であるStaphylococcus pseudintermidiusが原因菌であることが、細菌性⽪膚炎の90%以上を占める。この菌は、ブドウ球菌の⼀種であり基本的に他の⽝や動物に感染することはない。様々な要因により、⽪膚のバリア機能が低下することで感染が起こりやすくなると考える。またこの細菌性⽪膚炎を繰り返す状況を、再発性膿⽪症と呼ぶこともある。

○ 症状
円形状のカサブタが複数⾒られることが多い。お腹や背中にできやすく、痒みを伴う。
○ 傾向
ヨーキーやM・ダックスに再発性膿⽪症が多いと感じる。
○ 診断
⽪膚検査で細菌とそれと戦う好中球(⽩⾎球の1種)を確認することで診断する。
○ 治療
近年、耐性菌(特定の抗⽣剤が効かない菌)が問題となっており、動物病院においても耐性菌が増えていると考えられている。細菌性⽪膚炎、外⽿炎の全ての症例に抗⽣剤が必要なのではなく、消毒剤や外⽤薬での治療も可能な症例もいる。耐性菌のリスクと重症度を考慮し、外⽤療法(シャンプーや消毒剤の使⽤)か抗⽣剤の内服で治療を⾏う。

マラセチア性⽪膚炎、外⽿炎

⽝の⽪膚常在菌であるマラセチアという酵⺟様真菌が原因である。このカビは、基本的に他の⽝や動物に感染することはない。⽪脂を好むカビであり、⽪脂の分泌が多くなりやすい部位に発⽣することが多い。⽿道内(⽿の中)、趾間(指の間)、脇、内股、⾸の腹側などである。

○ 症状
ベタベタとした⽪膚と特有の匂いを伴う。痒みを起こし、この病気に⻑く患うと⽪膚が分厚く変化する症例もいる。
○ 傾向
ウエスティ、シーズー、A・コッカー・スパニエル、プードル、柴によく⾒られる。
○ 診断
⽪膚検査でマラセチアの異常増殖を確認することで暫定診断を⾏う。ただ増えたマラセチアが⽪膚の炎症を起こしているのか、それとも⽪膚炎がありその結果マラセチアが増えているのか、確定できないこともある。
○ 治療
治療には、不要な⽪脂を落とす必要もあるためシャンプー療法が⼀般的によく⾏われている。使⽤するシャンプーは、ミコナゾールとクロルヘキシジン両⽅を含んだシャンプーがよく⽤いられている。外⽿炎の場合は、洗浄と状況によっては抗真菌薬を含んだ点⽿薬を使⽤する。状況により、内服の抗真菌薬を使⽤する場合もあるが⾎液検査で肝臓の数値のモニタリングをしながら使⽤することが 多い。

アトピー性⽪膚炎

(詳しくは

遺伝的な背景により特徴的な慢性的な痒みを起こす病気であり、環境アレルゲンへのIgE増加を認めるものという定義がある。遺伝的な背景とは、⽪膚の天然保湿因⼦の産⽣不良や、アレルギーを起こしやすい体質などが⾔われている。またアトピー性⽪膚炎と症状はほとんど同じだが、IgEの増加が⾒られないアトピー“様”⽪膚炎というものもある。

○ 症状
顔⾯、前肢、腹部、後肢などを中⼼に痒みを起こす。最初の症状は、6ヶ⽉~3才齢と若い時に発⽣する。また⽪膚への細菌の⼆次感染など、別の病気が重なることでさらに症状は複雑になる。
○ 傾向
柴、シーズー、G・レトリバー、F・ブルドッグ、ウエスティに多い。
○ 診断
⽪膚検査で⽪膚の感染症がないか確認する。アトピー性⽪膚炎の定義である、「環境アレルゲンへのIgE増加」を確認するために、アレルギー検査を実施することもあるが、確定的な検査ではないためアレルギー検査のみを⾏いアトピーの診断をするのは間違いである。
○ 治療
⽪膚の状況を考慮し、薬・⾷事・⽪膚ケア(シャンプーなど)の点から複合的な治療を考慮する。薬は⻑期投与の安全性が⽐較的⾼い薬として、シクロスポリン、アポキル、サイトポイントを使⽤することが多い。シャンプー療法は、他の病気がなければ⽪膚表⾯のアレルゲンや余分な⽪脂・汗を洗い流せる低刺激のシャンプーを選択する。

⾷物アレルギー性⽪膚炎

⾷べ物に対してアレルギーを起こし、結果⽪膚炎を起こす病気である。またヒトでは、⾷物アレルギーの発症のメカニズムに⽪膚バリア機能の異常も⾔われている。動物でも、アトピー性⽪膚炎と⾷物アレルギー性⽪膚炎の両⽅をもつ症例も報告されている。

○ 症状
顔⾯、前肢、腹部、後肢などを中⼼に痒みを起こす。特に顔⾯や肛⾨周囲の⽪膚の炎症が強い傾向にある。
○ 傾向
○ 診断
⾷物アレルギーには、⾎液検査が⾏われることもあるが確定的な検査ではない。⾷物アレルギーを診断するには、除去⾷試験を⾏う必要がある。これは特定の療法⾷のみを⾷べさせ、それによる症状の改善を⾒る検査である。
○ 治療
⾷物アレルギーはアレルギーを起こす⾷物を摂取しなければ、症状の⼤幅な改善が⾒られる⽪膚疾患である。除去⾷試験で症状の改善を確認した場合、次に特定の⾷物を1種類ずつ追加し(例えば、鶏⾁を茹でたもののみを⾜す、といったように)、それによる⽪膚症状の再発を確認する。2週間を⽬安に与えて⽪膚症状の再発がみられなければ、その⾷物に対するアレルギーはないと判断する。それを繰り返し、⾷べても⼤丈夫な⾷物の確認を⾏い、最終はアレルギーの⽣じない⾷材を使っている⼀般⾷を与えるのが⽬標である。

脱⽑症

脱⽑症には⾊々なものがあり、⽑が抜けやすくなるもの、⽑が⽣えなくなるもの、⽑が切れやすくなるものなど様々です。これらには、⽑周期停⽌、パターン脱⽑症、季節性側腹部脱⽑症、ホルモン性脱⽑(甲状腺機能低下症、副腎⽪質機能亢進症、性ホルモン関連性⽪膚症)、淡⾊被⽑脱⽑症などがあります。

○ 症状
⽑が薄くなる、なくなるといった脱⽑のみが⾒られることもある。また⽑がなくなることで⽪膚への刺激が増え、⽪膚の感染症を起こしやすくなる症例もいる。
○ 傾向
⽑周期停⽌は、ポメラニアン、トイプードルに多い。パターン脱⽑症は、M・ダックスフント、M・ピンシャーに多い。淡⾊被⽑脱⽑症は、⽑⾊がブルーなどの⽑⾊の個体に⾒られる病気である。
○ 診断
疾患によりそれぞれだが、可能な限り炎症性脱⽑症の可能性を可能な限り除外する必要がある。
○ 治療
疾患により様々である。

⽪膚⽷状菌症

動物の⽑や⽪膚に感染するカビで、⽝・猫だけでなくヒトにも感染する⽪膚病である。主な感染⽅法としては、感染している動物との接触や菌がいる⼟壌との接触である。

○ 症状
痒み、カサブタ、感染部の⽑が抜けるなどがある。ヒトでも⾒られる症状として、円形状に⽪膚が⾚くなるリングワームと呼ばれる⽪疹も⽪膚⽷状菌症の症状の特徴である。
○ 傾向
ヨーキーに多い。また⽪膚⽷状菌症感染の背景に、⽪膚バリア機能の低下や免疫の低下が起こる他の病気が隠れていることもある。
○ 診断
⽷状菌の⼀種 Microsporum canisが感染した⽑を光らせる、ウッド灯検査を⾏い、疑わしい⽑を顕微鏡で確認したり、培地での培養、PCR検査などで診断を⾏う。
○ 治療
抗真菌薬の内服を⾏う。薬の副作⽤などが懸念される症例に対しては、シャンプー療法や⽑刈りなどが⾏われることもあるが、施術者への真菌感染のリスクから強く推奨はされない。また感染動物から落ちた⽑などから、他の動物への感染や再感染の恐れがあるため、次亜塩素酸ナトリウムなどを⽤い環境の清浄化も⾏う必要がある。

ニキビダニ症

⽑⽳に寄⽣するダニで、健康な⽝にも存在するダニである。このダニが、動物の免疫が低下することで増殖し⽪膚症状を⽰すと考えられている。近年は、ノミダニの年中駆⾍の周知により発⽣は減っている。

○ 症状
痒み、脱⽑、フケなどが⾒られることが多い。また⽑⽳のつまりである⾯皰も認められることがある。
○ 傾向
免疫の不⼗分な若い動物や免疫低下などの病気をもつ⾼齢の動物に多い。
○ 診断
抜⽑検査などで⽑⽳の中にいるダニを確認することで診断する。
○ 治療
近年は通常のノミダニ駆⾍薬を⽤いて治療を⾏うことが多い。安全性・有効性の両⽅において優れていると考える。

疥癬

イヌセンコウヒゼンダニの寄⽣による⽪膚病である。このダニは⽪膚の⾓質の中に寄⽣する。他の⽝や動物との接触により感染する。ヒトへの感染は基本的に起こらないが、偶発的感染などが報告されているものもある。

○ 症状
強い痒みと⾓質増加が多くのヒゼンダニ感染症例の特徴である。疥癬の痒みは、ヒゼンダニの出す物質へのアレルギー反応によるものであるため、左右対称性に症状が出る。
○ 傾向
⽿の先、肘、踵などに⽪膚症状が強く出る。
○ 診断
掻破検査(フケや⽪膚表⾯を削り取る病原体を確認する検査)によりヒゼンダニを確認することで診断する。
○ 治療
近年は通常のノミダニ駆⾍薬を⽤いて治療を⾏うことが多い。

ノミアレルギー性⽪膚炎

ノミ感染によるアレルギー性の⽪膚炎で、吸⾎時に体内に⼊るノミの唾液に対してのアレルギーである。多数の寄⽣だけでなく、ノミが少数寄⽣するだけでもノミアレルギー性⽪膚炎は起こると考えられる。

○ 症状
痒みや脱⽑などが⾒られる。
○ 傾向
背中に症状が多く⾒られ、特に腰付近に症状が⾒られやすい。
○ 診断
⽑をかき分けてノミの寄⽣を注意深く観察する。ノミ本体やノミのフンが確認できれば、この病気が疑わしい。
○ 治療
ノミ駆除薬を投与する。痒みの強い場合は、短期間だけステロイドなどを投薬する場合もある。また動物の⽣活環境下にもノミがいるため、掃除などで徹底的に⽣活環境を清浄化する。

落葉状天疱瘡

外敵から体を守る免疫反応が、誤って⾃分の細胞を傷つけてしまう⾃⼰免疫疾患の⼀つ。⽪膚の細胞同⼠をつなげる構造が破壊され、結果⽪膚のただれなどの症状が⾒られる。

○ 症状
⽔疱、カサブタや膿、⽪膚のびらん(⽪膚表⾯の⾓質が剥がれた状態、ただれ)などの症状が⾒られる。
○ 傾向
平均発症年齢は4才とする報告もある。
○ 診断
潰れていない⽔疱の中⾝を顕微鏡で確認し、特徴的な細胞が多数⾒られればこの病気を疑う。確定診断には、適切な部位の⽪膚⽣検(⽪膚の⼀部を切り取る検査)を⾏う。
○ 治療
⾃⼰免疫疾患であるため、基本的には免疫抑制療法を⾏う。薬剤はグルココルチコイド(ステロイド)を主体とし、他の免疫抑制薬を追加する場合もある。

本態性脂漏症

脂漏症=ベタベタな脂っぽい⽪膚、というイメージを病名から思い浮かべるが、実際は脂漏症は⾓化異常症の1つでありフケが出る病気である。フケと⼀緒に⽪脂腺が活化するものを脂性脂漏症といい、フケのみが⽬⽴つものを乾性脂漏症という。

○ 症状
脂性脂漏症は、フケと⽪脂が混ざったワックス状のものが⽪膚表⾯に⾒られる。⽪膚の炎症も⾒られることがある。乾性脂漏症は、乾燥したフケが⽪膚表⾯や⽑についている状況が⾒られることが多い。
○ 傾向
コッカー・スパニエル、ウエスティ、バセット・ハウンド・M・シュナウザーで多い。
○ 診断
⽪膚症状で疑い、確定診断には適切な部位の⽪膚⽣検(⽪膚の⼀部を切り取る検査)を⾏う。
○ 治療
脂漏症に対しては、シャンプー療法を⾏い過剰な⽪脂やフケを洗い流す。シャンプー剤は、脂性脂漏症、乾性脂漏症で使い分ける。また脂肪酸製剤の有効性も報告されている。炎症のコントロールのためやシャンプー療法での管理が難しい場合、ステロイドなどの内服薬も使⽤する。

ステロイド⽪膚症

ステロイドには、⽪膚を薄くするなどの副作⽤があり、外⽤のステロイド剤やステロイドの内服薬を⻑期間使⽤し続けることで発症する。

○ 症状
薄い⽪膚、⽪膚の⾚み、フレーク状のフケ、⾯皰(⽑⽳のつまり)が⾒られることが多い。
○ 傾向
お腹の⽪膚などもともと⽑が少なく、⽪膚の薄いところに症状が⾒られやすい。
○ 診断
ステロイドの使⽤歴で疑い、確定診断には適切な部位の⽪膚⽣検(⽪膚の⼀部を切り取る検査)を⾏う必要はあるが、暫定診断のもと治療を進める場合が多い。
○ 治療
ステロイド治療からの離脱が必要である。⽪膚の改善を早める⽬的で保湿療法を⾏うこともある。

猫の皮膚疾患

⾷物アレルギー性⽪膚炎

⾷べ物に対してアレルギーを起こし、結果⽪膚炎を起こす病気である。またヒトでは、⾷物アレルギーの発症のメカニズムに⽪膚バリア機能の異常も⾔われている。

○ 症状
痒みや⽪膚のただれ、⼩さな⽪膚のしこり(丘疹)が⾒られる。頭部や顔⾯の症状が強いことが多い。
○ 傾向
50%が3才未満で発症したとの報告がある。
○ 診断
⾷物アレルギーを診断するには、除去⾷試験を⾏う必要がある。これは特定の療法⾷のみを⾷べさせ、それによる症状の改善を⾒る検査である。
○ 治療
⾷物アレルギーはアレルギーを起こす⾷物を摂取しなければ、症状の⼤幅な改善が⾒られる⽪膚疾患である。除去⾷試験で症状の改善を確認した場合、次に特定の⾷物を1種類ずつ追加し(例えば、鶏⾁を茹でたもののみを⾜す、といったように)、それによる⽪膚症状の再発を確認する。2週間を⽬安に与えて⽪膚症状の再発がみられなければ、その⾷物に対するアレルギーはないと判断する。それを繰り返し、⾷べても⼤丈夫な⾷物の確認を⾏い、最終はアレルギーの⽣じない⾷材を使っている⼀般⾷を与えるのが⽬標である。

⾮ノミ⾮⾷物アレルギー性⽪膚炎(猫アトピー性⽪膚炎)

アトピーは、遺伝的な背景により特徴的な慢性的な痒みを起こす病気であり、環境アレルゲンへのIgE増加を認めるものという定義がある。ただ、猫のIgE検査はまだまだデータが乏しく、これを診断基準にするのは難しい。そのため、今まで猫のアトピー性⽪膚炎としていた、ノミ・⾷物アレルギーの否定を⾏った痒みを起こす⽪膚疾患を、このように呼ぶ概念が発表された。

○ 症状
顔⾯、前肢、腹部、後肢などを中⼼に痒みを起こす。最初の症状は、6ヶ⽉~3才齢と若い時に発⽣する。また⽪膚への細菌の⼆次感染など、別の病気が重なることでさらに症状は複雑になる。
○ 傾向
○ 診断
⽪膚検査で⽪膚の感染症がないか確認する。アトピー性⽪膚炎の定義である、「環境アレルゲンへのIgE増加」を確認するために、アレルギー検査を実施することもあるが、確定的な検査ではないためアレルギー検査のみを⾏いアトピーの診断をするのは間違いである。
○ 治療
⽪膚の状況を考慮し、薬・⾷事・⽪膚ケア(シャンプーなど)の点から複合的な治療を考慮する。薬は⻑期投与の安全性が⽐較的⾼い薬として、シクロスポリン、アポキル、サイトポイントを使⽤することが多い。シャンプー療法は、他の病気がなければ⽪膚表⾯のアレルゲンや余分な⽪脂・汗を洗い流せる低刺激のシャンプーを選択する。

⽪膚⽷状菌症

動物の⽑や⽪膚に感染するカビで、⽝・猫だけでなくヒトにも感染する⽪膚病である。主な感染⽅法としては、感染している動物との接触や菌がいる⼟壌との接触である。

○ 症状
痒み、カサブタ、感染部の⽑が抜けるなどがある。ヒトでも⾒られる症状として、円形状に⽪膚が⾚くなるリングワームと呼ばれる⽪疹も⽪膚⽷状菌症の症状の特徴である。
○ 傾向
ペルシャなどの⻑⽑種によく⾒られる。
○ 診断
⽷状菌の⼀種 Microsporum canisが感染した⽑を光らせる、ウッド灯検査を⾏い、疑わしい⽑を顕微鏡で確認したり、培地での培養、PCR検査などで診断を⾏う。
○ 治療
抗真菌薬の内服を⾏う。薬の副作⽤などが懸念される症例に対しては、シャンプー療法や⽑刈りなどが⾏われることもあるが、施術者への真菌感染のリスクから強く推奨はされない。また感染動物から落ちた⽑などから、他の動物への感染や再感染の恐れがあるため、次亜塩素酸ナトリウムなどを⽤い環境の清浄化も⾏う必要がある。

ニキビダニ症

⽑⽳に寄⽣するダニで、健康な猫にも存在するダニである。このダニが、動物の免疫が低下することで増殖し⽪膚症状を⽰すと考えられている。また、⾓質に寄⽣するニキビダニ(gatoi)もおり、近年国内での報告も出てきている。

○ 症状
痒み、脱⽑、フケなどが⾒られることが多い。また⽑⽳のつまりである⾯皰も認められることがある。gatoiは強い痒みを伴う。
○ 傾向
免疫の不⼗分な若い動物や免疫低下などの病気をもつ⾼齢の動物に多い。
○ 診断
抜⽑検査などで⽑⽳の中にいるダニを確認することで診断する。gatoiは⾓質内にいるので、掻破検査(フケや⽪膚表⾯を削り取る病原体を確認する検査)で確認し診断する。
○ 治療
近年は通常のノミダニ駆⾍薬を⽤いて治療を⾏うことが多い。安全性・有効性の両⽅において優れていると考える。

疥癬

ネコショウセンコウヒゼンダニの寄⽣による⽪膚病である。このダニは⽪膚の⾓質の中に寄⽣する。他の猫や動物との接触により感染する。

○ 症状
強い痒みと⾓質増加が多くのヒゼンダニ感染症例の特徴である。疥癬の痒みは、ヒゼンダニの出す物質へのアレルギー反応によるものであるため、左右対称性に症状が出る。
○ 傾向
⽿の先、頭頸部に症状が出やすい。
○ 診断
掻破検査(フケや⽪膚表⾯を削り取る病原体を確認する検査)によりヒゼンダニを確認することで診断する。
○ 治療
近年は通常のノミダニ駆⾍薬を⽤いて治療を⾏うことが多い。

ノミアレルギー性⽪膚炎

ノミ感染によるアレルギー性の⽪膚炎で、吸⾎時に体内に⼊るノミの唾液に対してのアレルギーである。多数の寄⽣だけでなく、ノミが少数寄⽣するだけでもノミアレルギー性⽪膚炎は起こると考えられる。

○ 症状
痒みや脱⽑などが⾒られる。
○ 傾向
背中に症状が多く⾒られ、特に腰付近に症状が⾒られやすい。
○ 診断
⽑をかき分けてノミの寄⽣を注意深く観察する。ノミ本体やノミのフンが確認できれば、この病気が疑わしい。
○ 治療
ノミ駆除薬を投与する。痒みの強い場合は、短期間だけステロイドなどを投薬する場合もある。また動物の⽣活環境下にもノミがいるため、掃除などで徹底的に⽣活環境を清浄化する。

⼼因性脱⽑

ストレスが原因で、慢性的に過度のグルーミングをすることで⽪膚に炎症が起こる状態である。

○ 症状
脱⽑や⽪膚のただれ、⼩さな⽪膚のしこり(丘疹)などが⾒られる。他の痒みによる⽪膚病と同じような症状を⽰す。
○ 傾向
猫の⽪膚炎の5%弱が⼼因性であるという報告もある。
○ 診断
細かく⽣活環境を確認し、ストレスになるものがないか、また環境の変化の有無などを確認する。除外診断も同時に⾏い、他の疑わしい疾患がないかどうか各種検査を⾏う。
○ 治療
ストレス原因の除去や舐め壊し予防にエリザベスカラーなどを⽤いる。またそれと並⾏して、ストレスが影響しづらくなるようなリラックス効果のあるサプリメントや薬を使⽤することもある。

薬浴

薬浴

薬浴とは、⽪膚病の⼦に薬⽤シャンプーを⽤いて⾏う治療法の⼀つです。
例えば、細菌性⽪膚炎の治療に菌を減らす抗菌作⽤を持つ成分を含んだシャンプーを使ったり、アトピー性⽪膚炎の⼦に低刺激のシャンプーを使ってアレルゲンを洗い流したりします。
ご⾃宅でできる⼈もいますが、時間や⼈⼿の問題でできない⽅のために病院が⾏うこともあります。

当院は通常のトリミングは⾏いませんが、⽪膚科治療としての薬浴や⼼臓病などで⾼リスクの⼦のシャンプーは⾏います。
また薬浴は⼿技の差で治療効果も変わってきます。その点も病院でお任せいただければ確実だとも考えています。

当院はトリミング専属のトリマーはおりませんので、カットは⾏っておりません。
ケアとしての⽖切り、肛⾨腺、⾜裏・⾜先バリカンは⾏っています。

料金

薬浴 \5,000~

診療時間
 9:00~12:00
16:00~19:00

★…土曜日午後13:00~17:00

休診日火曜、日曜、祝日

06-6835-3555

〒565-0875
大阪府吹田市青山台2丁目1-15
青山台近隣センター内

阪急千里線「北千里」駅から 徒歩約8分

広く停めやすい駐車場で、
近隣センター全体で40台以上あります。

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