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⼼臓の周りには⼼膜という膜があり、通常これと⼼臓の間には少量の⼼嚢⽔という液体がある。⼼タンポナーデは、何らかの理由でこの⼼嚢⽔が過剰に溜まり、⼼臓を圧迫し⼼臓への⾎流を妨げてしまう状態をいう。
⼼タンポナーデは⼼不全が起こり、その症状として、元気低下、⾷欲低下、呼吸が速くなる、虚脱が⾒られることがある。また、胸⽔、腹⽔が貯まることもある。
⼼タンポナーデの原因の70%は、⼼臓腫瘍や⼼膜の腫瘍からの出⾎であると⾔われている。
エコー検査で、⼼嚢⽔の貯留とそれにより⼼臓が押されている様⼦を持って診断する。緊急対処としても、その後⼼嚢⽔を抜くことが多い。抜いた液体を調べることで、⼼タンポナーデの原因も診断できることがある。
⼼嚢⽔を抜く緊急対処が必要である。原因によっては、抜いた後も再度溜まってくることがあるため、その際は⼼膜切除と⾔って⼿術で⼼膜の⼀部を切り取り⼼嚢⽔を溜まらないようにする事もある。