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⼼臓の中にある僧帽弁という弁がきちんと閉じないことで、⾎液の逆流やそれに伴う異常が起こる病気である。
ACVIMのステージ分類では、軽症のものから「A」「B1」「B2」「C」「D」に分けられている。
ステージA、B1は無症状なことがほとんどである。ステージB2は、運動時の咳や活動量の低下などの症状がみられることがある。
ステージCは、咳、活動量の低下、呼吸困難などの症状が⾒られる。
C・キングチャールズスパニエル、シーズー、M・ダックス、チワワ、ヨーキー、ポメラニアン、T・プードル、マルチーズなどの⼩型⽝に多く、中⾼齢での発症が多い。
聴診器による聴診で、僧帽弁閉鎖不全症を疑う⼼雑⾳を聞き取ることで、概ね存在診断はできる。ただ、治療を選択する上ではレントゲン検査、⼼エコー検査、⾎圧測定、⾎液検査などを⾏う必要があることが多い。
⼼臓拡⼤による症状の改善を治療⽬的にする場合は、ピモベンダン、ACE阻害薬、アムロジピン、利尿剤などを使⽤する。また咳に関して気管⽀が問題である場合は、咳⽌め薬などを併⽤する場合もある。
近年、⼼臓外科の件数も増えてきており、費⽤は⾼額になるものの状態の⼤幅な改善や投薬量の減少など様々メリットがあり、治療の選択肢としても提案されることが増えてきている。
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