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犬と猫が誤食した② 〜胃の中に異物を発見してから、摘出するまでの実際の流れ〜|ESSE動物病院|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

犬と猫が誤食した② 〜胃の中に異物を発見してから、摘出するまでの実際の流れ〜

大阪府吹田市・豊中市・箕面市の皆さん。こんにちは。ESSE動物病院の院長 福間です。

今回は、誤食についての話を書いていこうと思います。今回は実際にあった話を書いていきます。

 

 

内容は、

・来院〜

・エコー検査で発見

・内視鏡で確認

・無事摘出・まとめ

です。

 

 

来院〜

今回の方は、全く別件で来院されました。

そして別の目的でお腹のエコー検査を行っていました。当院は、過剰な検査とならない場合は基本的にお腹のエコー検査は、肝臓、脾臓、腎臓、副腎、膀胱、胃、腸、リンパ節などお腹の臓器を一通り確認します。

そうして検査を進めて胃にエコーを当てた時、胃のなかに変な影が確認出てきました。

 

 

エコー検査で発見

 

実際のエコー画像です。

上の画像に説明書きを入れたものです。青い斜線は胃のなかの液体を示しています。

 

明らかに食べ物にしては、直線構造すぎるため胃のなかに異物があると判断しました。大きさとしては直径2cm、厚さ2mm程の円盤状のものだと考えられました。

飼い主様に説明したところ、全く心当たりがないということでしたが、エコーで異物があることは確認しており、また胃の壁も分厚くなっていて胃炎も起こっている可能性が考えられました。(異物が胃の壁にあたり続けることで、胃の粘膜に炎症が起こることがあります)

目立つ症状はないものの、体には害になっていることが考えられたので、全身麻酔下で内視鏡を使って異物を取り出す処置を提案し飼い主様もすぐにご理解いただき同意していただきました。

 

 

 

内視鏡で確認

実際の内視鏡画像です。胃のなかに円盤状の黒いものがあるのが大きく映っています。

 

術前検査も行い、麻酔処置を行う上での安全性を確認してから後日全身麻酔下で内視鏡での確認&取り出す処置を行いました。

胃のなかに内視鏡を進めると、早速大きく黒い円盤状の異物が映し出されました。明らかに食べ物とは違うもので、またエコー検査でイメージしていた異物と概ね一致していたのでそのまま取り出すことにしました。

 

異物の摘出には、下の写真の内視鏡鉗子を使いました。

内視鏡用のバスケット型把持鉗子(はじかんし)です。

 

普通の内視鏡の鉗子だと掴みにくかったので、このバスケット型の内視鏡鉗子を使いました。

このバスケットの中に異物を入れて、鉗子のハンドル部分を握ると4本のワイヤーが中に入っていって異物を包み掴むことができます。

丸いものや厚みのある異物の時に重宝します。

 

①異物を入れてハンドルを握ると、

②異物をしっかり掴みます。

 

 

無事摘出・まとめ

そんなこんなで無事摘出できました。

内視鏡による摘出でいい点は、胃のなかを同時に確認できるので胃のなかに他のものがないことや取り残しがないことを今回も確認して終えました。

また、お腹や胃を切らなくていいので食事もその日からOKです

異物は食べないのが一番ですが、もし食べてしまった時はなるべく動物に負担をかけずご家族の希望にあった処置ができるよう、これからも設備・技術の向上に努めていきます。

引き続きよろしくお願いします。

 

 

 

ESSE動物病院 院長 福間

大阪府吹田市青山台2−1−15(北千里駅から徒歩8分)

駐車場は10台以上あります。(豊中市、箕面市、茨木市、摂津市からも車で来院しやすいです)

皮膚科(アレルギー、アトピーなど)、腫瘍科(がん)、循環器科(心臓病、腎臓病)、外科手術(麻酔管理と痛みの管理をしっかり行います)を得意としています

健康診断、予防接種、フィラリア・ノミダニ予防、避妊・去勢手術も行います。ご相談ください

 

 

院長 福間 康洋
院長 福間 康洋
記事監修
院長 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で22人[2021年1月時点])
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
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