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犬・猫が誤食した!! 誤食したものによる治療の違い 〜ティッシュ、布切れ、プラスチック片、つまようじ、ボール、ひも〜|ESSE動物病院|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

犬・猫が誤食した!! 誤食したものによる治療の違い 〜ティッシュ、布切れ、プラスチック片、つまようじ、ボール、ひも〜

大阪府吹田市・豊中市・箕面市の皆さん。こんにちは。ESSE動物病院の院長 福間です。

今回は、腫瘍関連の話題から一旦離れて日常診療の内容である『誤食』について書いていこうと思います。

 

 

内容は、

・犬・猫が誤食した!!どうする?

・治療対応例 〜布切れ編〜

・治療対応例 〜プラスチック片編〜

・治療対応例 〜つまようじ編〜

・治療対応例 〜ボール編〜

・治療対応例 〜ヒモ状の異物編〜

について書いていきます。

 

 

犬・猫が誤食した!!どうする?

 

個々の性格もありますが、犬や猫は遊んでいるもの・落ちているもの・家具や飼い主様の持ち物などを食べてしまうことがあります。

これを『誤食』と言います。この誤食を防ぐためには予防が1番です。(散らかさない、誤食しそうなものを与えない、など)

ただ、どんなに気をつけていても誤食は起こってしまうものだとも感じます。何かの拍子や、「えっ!?それ食べるの」という予想外の行動など、どうしようもないことはあります。

起こったことは仕方がないので、ではどうすればいいのか?という話を今日はしていこうと思います。

まず、誤食したものによって緊急性や対応の種類は変わってきます

例えば、少量のティッシュなどであれば胃の中で悪さをすることも、腸に詰まる可能性も少ないので、「うんちに出てくるまでしっかり様子を見る」という対応をとることが多いかと思います。

例えば、つまようじのような鋭利なものであれば、「急いで手術をして胃から取り出す」という対応が勧められることもあります。

対応が様々であることから、可能であれば病院に連れていったり電話で確認をしたほうがいいと思います。

ではそれぞれの異物による対応を見ていきましょう。

 

 

治療対応例 〜布切れ編〜

 

布切れの場合は、まずその大きさで方針を大まかに考えます。

 

  • 布切れが小さい場合

  1.    とても小さく腸に詰まる可能性が低そうであれば、そのまま流れて出てくれることを願い経過観察します。

  2.    小さくても腸に詰まる可能性がありそうであれば、念の為お薬を使って吐かせます。

 

  • 布切れが大きい場合

  1.    食道を簡単に通りそうであれば、お薬を使って吐かせます。

  2.    食道をなんとか通れる量であれば、全身麻酔を行い内視鏡を使い摘出します。

  3.    食道を通すことができない量であれば、お腹と胃を開けて摘出します。

 

 

 

 

治療対応例 〜プラスチック片編〜

 

  • プラスチック片が小さい場合

  1.    尖っている形でなければ、食道を傷つけるリスクが低いのでお薬を使って吐かせます。

  2.    尖っている形であれば、念の為全身麻酔を行い内視鏡を使い摘出します。

 

  • プラスチック片が大きい場合

  1.    食道を簡単に通りそうであり尖ってなければ、お薬を使って吐かせます。

  2.    食道をなんとか通れる大きさであり尖っていなければ、全身麻酔を行い内視鏡を使い摘出します。

  3.    食道をなんとか通れる大きさであっても尖っていれば、お腹と胃を開けて摘出します。

 

プラスチック片の場合は、大きさだけでなく形によっても判断が分かれます

尖っていれば食道などを傷つける恐れがあるためです。

 

 

 

治療対応例 〜つまようじ編〜

 

 

つまようじの場合は、胃や食道に刺さる危険があるのでお薬で吐かせたり、様子をみることは基本的にありません

先をしっかり掴んで内視鏡の道具で尖った部分を包むようにとってくることができれば、内視鏡でも摘出は可能です。

内視鏡がない場合などは、お腹と胃を開けて摘出します。

 

 

 

 

治療対応例 〜ボール編〜

 

 

  • ボールが小さい場合

  1.    内視鏡の中には丸いものも包むようにして掴むことができる道具があります。それがあれば内視鏡を使い摘出します。

  2.    上記の道具がない場合は、お腹と胃を開けて摘出します。

 

  • ボールが大きい場合

  1.    お腹と胃を開けて摘出します。

 

ボールは胃の壁を強く傷つけたりはしないのですが、胃のなかに異物があり続けることで慢性的な胃炎の原因になり、

軽い嘔吐や軽い食欲低下などの症状が見られることがあります。

緊急性は少し下がることもありますが、やはり取り出すことを考えたほうがいいかと思います。

 

 

 

治療対応例 〜ヒモ状の異物編〜

 

 

  • ひもが短い場合

  1.    胃や腸に詰まる心配は少ないので、そのまま流れて出てくれることを願い経過観察します。

  2.    心配であればお薬を使って吐かせます。

 

  • ひもが長い場合

  1.    腸に詰まる心配があるので、まだ腸に詰まっていなければお薬を使って吐かせます。

  2.    上記の処置を行い吐かなかった場合、念の為全身麻酔を行い内視鏡を使い摘出します。

 

  • ひもが長く胃の出口に引っかかる可能性がある結び目などがある場合

  1.    腸に詰まる心配があるので、まだ腸に詰まっていなければお薬を使って吐かせます。

  2.    上記の処置を行い吐かなかった場合、全身麻酔を行い内視鏡を使い摘出します。

  3.    既に腸に詰まっている場合は、お腹を開けて腸を一部切り摘出します。

 

ひもの場合は、少し特殊で結び目や他の異物によって胃の出口に異物の一部が引っかかる状態だと、

腸をたぐり寄せるように(アコーディオンのようにと表現することが多いです)腸をつまらせてしまいます

私自身は腸に詰まった異物の中では、ひも状の異物の経験がダントツに多いです。

 

こんな感じの結び目があると詰まりやすいです。。。

 

さらに細いひも(裁縫用の糸など)だと、糸ノコギリのように簡単に腸をを破ってしまい腸の中の菌がお腹の中に漏れて、

『細菌性腹膜炎』という重篤な状況になってしまうこともあります。

犬や猫がひもで遊んでいたら、めちゃくちゃ警戒してください。

 

 

 

 

まとめ

誤食がおこったときは、そのものの大きさと鋭利さにより

経過観察 ⇨ お薬による吐かせる処置 ⇨ 内視鏡での摘出 ⇨ お腹と胃を開けての摘出 と処置・治療が変化していきます。

また、腸に詰まるなど緊急的な状況をどれだけ避けたいかによっても、念の為の処置までするかどうかが分かれてきます。

この辺りはしっかり獣医師と相談して判断することをお勧めします^_^

 

 

 

ESSE動物病院 院長 福間

大阪府吹田市青山台2−1−15(北千里駅から徒歩8分)

駐車場は10台以上あります。(豊中市、箕面市、茨木市、摂津市からも車で来院しやすいです)

皮膚科(アレルギー、アトピーなど)、腫瘍科(がん)、循環器科(心臓病、腎臓病)、外科手術(麻酔管理と痛みの管理をしっかり行います)を得意としています

健康診断、予防接種、フィラリア・ノミダニ予防、避妊・去勢手術も行います。ご相談ください

 

 

 

 

 

院長 福間 康洋
院長 福間 康洋
記事監修
院長 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で22人[2021年1月時点])
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
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