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愛犬がご飯を食べるときに口を痛がっているような様子があると、とても心配になりますよね。
犬が食事の際に見せる「口が痛そうな仕草」は、多くは口の中のトラブル(口腔内疾患)が原因です。
この記事では、犬がご飯を食べるときに口を痛がる主な原因と、受診すべきタイミングや予防法について詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の口のトラブルに早期に気がつけるようにお役立てください。

犬がご飯を食べているときに、
このような症状が見られたら、口の中に痛みを感じている可能性があります。
犬がご飯を食べるときに痛がる原因の多くは、歯や歯ぐきを含む口腔内の問題です。
代表的な原因について詳しく解説していきましょう。
犬の口の痛みの原因として、最も多いのが歯周病です。
歯肉炎による歯ぐきの腫れや、歯の根元に膿が溜まる歯根膿瘍によって強い痛みが出ることがあります。
重度の歯周病ですと歯がぐらつき、慢性的な痛みに繋がることもあるため注意が必要です。
歯周病の代表的な症状は以下のとおりです。
歯周病は放置すると全身に影響が出ることがあるため、早期の受診をおすすめします。
おもちゃや硬いおやつが原因で歯が欠けたり、折れてしまうことがあります。
歯が欠けたり折れたりして、歯の神経が露出すると、食べものや水に触れただけで口に痛みを生じます。
といった症状が見られた場合、歯の破折の可能性があるため早めに動物病院を受診しましょう。
ウイルス感染や免疫の異常などが原因で口内炎や口腔内の炎症が起こることがあります。
炎症が強いと、口が痛くてご飯を食べられなくなってしまう原因となります。
このような症状が見られる場合は、無理をせず早めにご来院ください。
口の中にできた腫瘍が原因で痛みがでてくる場合もあります。
腫瘍によって周囲に炎症が起きたり、自壊したりすることで出血や強い痛みを生じます。
腫瘍が原因の場合は口に関する症状以外にも、元気や食欲の低下など全身的な症状がでてくる場合もあるため注意が必要です。
骨や木の破片などが口腔内に刺さり痛むケースもあります。
口をしきりに気にしたり、片側だけで噛むような症状が見られる場合には注意が必要です。
口腔内のトラブル以外にも食べるときに痛みを伴う場合があります。
犬が食事のどのタイミングで痛みを伴うのか、食べ方などを良く観察してみましょう。
ご家庭でよくわからない場合は、早めに動物病院へご相談ください。

愛犬がご飯を食べるときに口を痛がるような様子を見せたら、まずは可能な範囲で以下のようなことを確認してみましょう。
無理に口を開けると逆に痛めてしまったり、噛まれてしまったりする可能性があるため注意が必要です。
次に全身の状態も確認しておきましょう。
これらの情報は診察の際に診断の助けになることがあります。
ご家庭で犬の様子を確認をしてみて以下のような場合は早めの受診が必要です。
口腔内疾患は放置すると悪化しやすく、痛みが強くなっていきます。
気になる症状がある場合には獣医師に相談してみましょう。
日頃から口腔内のケアを行うことが、食事中の痛みの予防に繋がります。
ご自宅で以下のようなことを意識してみましょう。
とくに歯磨きの習慣は歯周病の予防だけでなく、病気の早期発見にも役立ちます。

犬がご飯を食べるときに痛がる原因の多くは、歯周病や歯の破折などの口腔内トラブルです。
放置すると症状が進行し、治療が大がかりになることもあります。
「食べづらそう」「最近食事中の様子が違う」と感じたときは、早めに動物病院で診てもらいましょう。
当院は歯科診療にも力を入れています。
愛犬の食事の際に違和感を感じた際や、愛犬のお口の健康についてのご相談などいつでもご来院ください。
大阪府吹田市の動物病院
ESSE動物病院吹田