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こんにちは。
ESSE動物病院 代表の福間です。
本日は、当院の外科手術における新しい取り組みと、今後の診療体制に関する大切なお知らせがございます。
まず最初に、私たちが外科手術において最も大切にしている「術後の責任と安心」についてお話しさせてください。
外科手術を受ける際、多くのご家族が抱く不安は「手術そのもの」だけでなく、
「術後に何が起こるか分からない」「費用がどこまでかかるか想像できない」という点にあるのではないでしょうか 。
動物の体調や回復スピードは個体差があり、術後に必要な処置が変わることは珍しいことではありません 。
しかし、その可能性を事前に共有し、最後まで責任を持って診るのが私たちの役割です 。
そこで当院では、「トータルケアサージェリー」という保証制度を導入しました。
制度の目的: 術後に最適な治療をするために追加治療の費用不安をなくすことで、ご家族には安心して治療経過を見ていただきたいという思いから、術後治療も当院が責任を持ってあたらせていただくための保証制度です 。
対象: 全身麻酔を実施し、切開・縫合や歯科治療を伴う外科処置すべてに自動適用されます 。(内視鏡、チューブ設置、ECT治療などは現在対象外です。)
追加費用なしで対応する内容(当院負担):
入院・治療費: 獣医師が医学的に必要と判断した期間の入院・投薬・処置 。術後の抜糸処置
消化器トラブル: 術後3日以内の嘔吐・下痢などの治療
傷口のトラブル: 術後14日以内の傷の離開、感染、再縫合など
血液検査の異常: 手術の影響で生じた異常値への対応(術後14日以内)
保証外の内容(以下の場合は、本制度の範囲外となり、通常の費用が発生いたします。)
医学的判断に基づかない延泊: 獣医師が退院可能判断後の、ご家族の都合による継続入院。
飼い主様の過失による再治療: 安静指示等にご協力頂けない場合や、エリザベスカラーを外したことによる傷口の悪化・負傷など。
持病の継続治療: 手術部位とは無関係な持病(心臓病、腎臓病、皮膚病等)の常用薬や検査。
特殊な治療や医療用品:外部検査機関への委託検査、輸血、時間外(夜間)費用、エリザベスカラー(ウェア)など。
ご家族が不安を感じる点を一つでも多く取り除くことが、安心して手術を任せられる場であるために必要なことだと思っています。
「外科の認定医」「麻酔担当者を配置した術中管理体制」に加えて、この「トータルケアサージェリー」がご家族と動物のより一層の安心を作れると考えています。
もう一つのお知らせは、 2025年9月より私はがとっていた「専科診療(腫瘍科・皮膚科・腎泌尿器科・外科)」に特化した診療体制を、
2026年1月15日より、「専科診療制」を終了し、再びどなたでも受診しやすい診療体制へ戻すことといたしました。
専科診療を開始した背景には、「より高度な専門知識で、難病に苦しむ動物たちを救いたい」という強い想いがありました。しかし、実際に運用を始めてみると、私たちが当初意図していた形とは異なる課題が見えてきました。
心理的なハードルの高さ 「専門外来」という枠組みや診察料の設定が、飼い主さまにとって想像以上に高いハードルとなってしまいました。「こんな些細なことで相談していいのか」「最初から専門診察を受けるべきなのか」と、飼い主さまを迷わせてしまう場面が少なくありませんでした。
「身近な専門医療」との乖離 私たちの理念は、すべての動物と家族の「拠り所」であることです。しかし、システムを分けることで、本来もっと早く力になれたはずの症例に対して、私たちが遠い存在になってしまっていたのではないかという反省に至りました。
「専門的な知識があるからこそ、もっとも身近で、もっとも相談しやすい存在でありたい。」 その原点に立ち返るための決断です。
今回の変更に伴い、福間の診察においても従来の体制(総合診療の枠組み)に戻ります。
診察料の改定 専科診察料(4,400円)を廃止し、他の獣医師と同じ「従来の診察料(1,650円)」へと戻します。
予約・受診方法 特別な専科予約枠ではなく、以前のように通常の診察としてお気軽にご相談いただけます。
「専科診療」という名前はなくなりますが、これまで以上にその専門性を「日常の診療」で行なっていきます。
引き続き、以下の4分野に関しては、特に専門性の高い医療を提供し続けることをここに宣誓します。
腫瘍科(がん診療): 早期発見という検査の段階から、電気化学療法などの新しい治療も含め、QOLを重視した治療・緩和ケア
皮膚科: 繰り返す痒みやなかなか改善しない皮膚症状に対して、多角的なアプローチをします
腎泌尿器科: 腎臓病についてのより適切な治療や、結石など泌尿器全般の治療
外科: 技術と経験により様々な手術に対応します。また、柔軟な体制での手術受け入れを行い、術後治療まで一貫して責任を持ちます
これらの分野において、「専門的な知見を持ちながら、町のお医者さんのように気軽に相談できる」。
それこそが、ESSE動物病院が提供すべき価値だと考えております。
今回の変更は、ご家族の心の負担を取り除き、もっと早く、もっと深く、愛犬・愛猫たちの健康に貢献するために決断しました。
「ESSEがあって安心した」 そう言っていただけるよう、これからも高い医療水準と、最良のホスピタリティを追求し続けます。
些細な不安、迷い、どんなことでも構いません。 新しくなった体制で、また皆さまと大切なご家族にお会いできるのをお待ちしております。