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犬の肉球にかさぶたができるのはなぜ?|考えられる病気と注意点を解説|ESSE動物病院吹田|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

犬の肉球にかさぶたができるのはなぜ?|考えられる病気と注意点を解説

犬の肉球にかさぶたができるのはなぜ?|考えられる病気と注意点を解説

飼い主に両手をあげられる犬

愛犬の肉球にかさぶたができていてお困りの飼い主様はいらっしゃいませんか?
犬の肉球は毎日地面に触れる部位のため、外からの刺激を受けやすく、さまざまな原因でかさぶたができることがあります。
一時的なトラブルの場合もありますが、病気のサインとして現れるケースもあるため注意が必要です。

今回は犬の肉球にかさぶたができる原因と、注意したい病気について詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の肉球の異変に早めに気づけるように備えてください。

犬の肉球にかさぶたができる主な原因

犬の肉球のかさぶたには、外的要因から免疫の病気まで、幅広い原因が考えられます。
かさぶたができる原因によって対処法が大きく異なるため、まずは代表的なものを知っておくことが大切です。
肉球のかさぶたは様子を見て大丈夫な場合もありますが、背景に免疫の病気が隠れていることもあります。
症状が続く場合は動物病院で相談しましょう。

外傷・やけど・摩擦によるもの

肉球は

  • アスファルトの熱
  • 雪道
  • 凍結防止剤
  • 硬い地面との摩擦

 

によって傷つくことがあります。
その結果、肉球の表面がめくれたり、治る過程でかさぶたが形成されることがあります。
この場合は、一時的なかさぶたで数日〜1週間で改善するといった経過をたどることが多いです。
ただし、腫れや痛みがある場合には感染を起こしている可能性もあるため注意が必要です。

角化異常(肉球が厚くなるタイプ)

肉球が異常に硬くなり、ひび割れやかさぶたのように見えることがあります。
これは高齢犬や慢性的な皮膚トラブルを抱えている犬でみられることのある変化です。
単なる乾燥が原因の場合もありますが、アレルギー性皮膚炎などが背景にあることもあります。
年齢のせいにせず、気になる場合は動物病院で相談しましょう。

感染症(細菌・真菌)

肉球は湿気がこもりやすく、細菌や真菌が繁殖しやすい部位です。
感染が起こると、

  • 赤み
  • 腫れ
  • かさぶたの形成
  • 舐め壊し

などがみられることがあります。
痛みで歩きづらくなることもあるため早めの対処がおすすめです。

落葉状天疱瘡(らくようじょうてんぽうそう)

犬の肉球にかさぶたができる原因として、とくに注意したい病気が落葉状天疱瘡です。
落葉状天疱瘡は、免疫の異常によって自分自身の皮膚を攻撃してしまう「自己免疫性皮膚疾患」です。
皮膚の表面に膿疱(うみをもった小さな水ぶくれ)ができ、それが破れてびらんや厚いかさぶたへと変化します。

白い犬の肉球

落葉状天疱瘡では肉球にどんな変化が出る?

落葉状天疱瘡という病気はあまり聞き馴染みがないかもしれません。
落葉状天疱瘡では、肉球に次のような特徴的な変化がみられることがあります。

  • 厚いかさぶたが繰り返しできる
  • 肉球の表面が荒れる
  • 出血やただれを伴うことがある
  • 複数の足に同時に症状が出る

また、肉球だけでなく、

  • 顔(鼻・目のまわり)
  • 爪のまわり

など、体のほかの部位にも同時に症状が出ることが多いのが特徴です。

肉球のかさぶたを放置してはいけない理由

肉球にかさぶたができると「歩けているから大丈夫そう」「そのうち治るかも」そう思って様子を見てしまうこともあるかもしれません。
しかし、原因が免疫の病気や慢性的な皮膚疾患の場合、放置することで症状が進行してしまうことがあります。
とくに落葉状天疱瘡は自然に治る病気ではありません。
治療を行わずに放置すると、かさぶたや皮膚病変が全身に広がり、感染や痛みを伴うこともあります。

また、症状が慢性化すると、

  • 治療に時間がかかる
  • 内服薬の調整が難しくなる

といったリスクも高まります。
そのため、早めに診断をうけ、適切な治療を始めることがとても重要です。

どんな場合に動物病院を受診すべき?

次のような場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。

  • 肉球のかさぶたがなかなか治らない
  • 何度も同じ場所にできる
  • 複数の足に症状がある
  • 顔や耳など、他の部位にも皮膚症状がある
  • 痛そうに歩く、舐め続ける

見た目だけでは原因を判断することが難しいため、皮膚検査や必要に応じた追加検査が行われます。

ソファで寝る犬の肉球

まとめ

犬の肉球にできるかさぶたは、軽い外傷から重い皮膚病まで、原因がさまざまです。
とくに、繰り返すかさぶたや他の部位の皮膚症状を伴う場合には、落葉状天疱瘡などの免疫疾患が背景にあることも。

当院では、犬の肉球トラブルや皮膚病に対して、原因に応じた検査と治療を行っています。
愛犬の肉球に気になる変化がみられる場合は、早めにご相談ください。

大阪府吹田市の動物病院
ESSE動物病院吹田

 獣医師 福間 康洋
代表・専科獣医師
福間 康洋
記事監修
代表・専科獣医師 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 日本獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で30人[2023年4月時点])
  • 日本獣医腎泌尿器学会認定医
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 日本獣医救急集中治療学会所属
  • 日本小動物歯科研究会所属
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
  • 2021年:ESSE動物病院 開院
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