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「愛犬がポタポタとよだれを垂らすようになった」
「急に大量のよだれがでている」
犬の飼い主さまはこのような場面に遭遇することがあるかもしれません。
愛犬のよだれが多いと、病気ではないかと心配になりますよね。
犬のよだれは生理的な反応として正常な場合でも出ます。
しかし、普段よりよだれの量が多かったり、急に増えたりしたときは、何か病気が隠れているかもしれません。
今回は、犬のよだれが多いときに考えられる病気やその治療法、家でのケアなどを解説していきます。
犬の飼い主さまはぜひ最後まで読んでいただき、日々の愛犬との生活にお役立てください。
犬のよだれが多くなる原因は何でしょうか。
犬のよだれが多くなる原因は、口の中のトラブルから、消化器の病気までさまざまです。
ここでは犬のよだれが増える病気を紹介していきます。
犬のよだれが多いときに、最も考えられるのが口の中の病気です。
犬のよだれが多いときに考えられる口の病気を以下にあげます。
この中でも特に犬で多い病気が歯周病です。
歯周病は歯茎に炎症がおこるため、違和感や痛みからよだれが増えます。
歯周病は中〜高齢の犬ではよくみられる病気です。
中~高齢の犬でよだれが増えるのは、もしかしたら歯周病のサインかもしれません。
口内炎も痛みを伴う場合があり、よだれがでることがあります。
口腔内腫瘍も口の中の違和感や痛みなどからよだれが増えることが多いです。
腫瘍が傷ついて、血の混ざったよだれがでることもあるかもしれません。
消化器の病気でもよだれが増えることがあります。
よだれが増える犬の消化器疾患を以下にあげます。
これら消化器の病気は吐き気に伴いよだれが増えることがあります。
特に誤食や胃拡張・胃捻転は命に関わることがあるため緊急性が高い病気です。
消化器の病気の場合は大量のよだれに加え、吐きたいのに吐けないような症状がみられます。
このような症状が見られたら早めに病院へ連れていきましょう。
犬が熱中症になったときもよだれがでることが多いです。
犬も人と同じように熱中症になることがあります。
犬は汗をかかないため、パンティングという速い呼吸をすることで体温調節します。
熱中症になったときは、パンティングとともによだれが多くでることが多いです。

犬のよだれが多いときの治療法は、その原因によって異なります。
歯周病と口内炎の治療は、全身麻酔下での歯石除去(スケーリング)が基本です。
初期の状態であれば、スケーリングのみで治療が済む場合が多いです。
しかし、歯茎の炎症が強い場合は歯を抜く処置が必要なこともあります。
炎症や感染の広がり具合によっては、抗生剤の内服も必要になります。
口腔内腫瘍の治療は、腫瘍の種類や程度によってさまざまです。
外科手術から放射線治療、抗がん剤治療などが選択肢としてあります。
これら治療法をいくつか組み合わせて行う場合も多いです。
消化器の病気が原因でよだれが多いときは、吐き気止めを使用します。
必要に応じて、胃の粘膜を保護する薬の内服なども行うことが多いです。
犬が熱中症になってしまったときは、すぐに涼しい場所に移動することが大切です。
病院へ向かう間も、タオルで包んだ保冷剤で犬を冷やしてあげましょう。
犬のよだれが多くなる原因は、口の中のトラブルから消化器の病気までさまざまあると説明しました。
その中でも歯周病と口内炎は、日頃からの家でのケアで予防できます。
犬の歯周病や口内炎を予防するには、毎日の歯磨きがとても重要です。
しかし、歯磨きを嫌がる犬も多いですよね。
歯磨きに慣れさせるためには、子犬の頃から習慣づけるのがおすすめです。
歯磨きに慣れていない子も、初めは口周りを触られるのに慣れることから始めてみましょう。
その後もいきなり歯ブラシを使用するのではなく、最初は歯磨きシートを使用するのがいいかもしれません。
どうしても歯磨きを嫌がる子には以下の方法もあります。
愛犬にあった方法を見つけて家でのケアができるといいですね。

いかがでしたでしょうか。
今回は犬のよだれが多いときの原因や対処法を解説しました。
犬のよだれが多いとき、生理的な反応ではなく、今回紹介したような病気が隠れていることがあります。
よだれが多いのを放置するのではなく、早めに病院へ連れていき、適切な処置を受けるようにしましょう。
またよだれが多くなる原因によっては、日頃からの家でのケアで予防することもできます。
今回ご紹介した家でのケアを参考にしていただければ幸いです。
当院では、犬の歯科診療にも力をいれています。
犬のよだれのこと以外にも、何か気になることがあればお気軽にご相談ください。
A. 犬のよだれは生理的な反応でも出ますが、普段より量が多い場合や急に増えた場合は病気が隠れている可能性があります。
歯周病や口内炎、口腔内腫瘍のほか、胃腸炎や誤食、胃拡張・胃捻転、熱中症などでもよだれが増えることがあります。
A. 大量のよだれに加えて、吐きたいのに吐けないような様子がある場合は注意が必要です。
誤食や胃拡張・胃捻転など緊急性の高い病気の可能性もあるため、早めに動物病院を受診しましょう。
A. 歯周病や口内炎によるよだれを予防するためには、毎日の歯磨きなどの口腔ケアが大切です。
歯磨きが難しい場合は、歯磨きガムやサプリメント、口腔ケア用のフードなど、愛犬に合った方法を取り入れましょう。
大阪府吹田市の動物病院
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