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縦隔(胸の中)にできるリンパ腫。
元気・⾷欲の低下、嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状が⾒られる事がある。
昔はFeLV(猫⽩⾎病ウイルス)感染により2〜4才の若い猫に⾒られた。現在はFeLV抗原の陽性率が下がったことから、この病気の発⽣数も下がってきている。
リンパ節へのFNA(針で細胞の⼀部を取ってくる検査)で腫瘍細胞を確認すれば確定診断できる場合もある。また腫瘍の影響で胸に⽔(胸⽔)が出ている場合、その胸⽔を調べることでこの腫瘍を強く疑う事ができる。
第1選択は化学療法(抗がん剤治療)である。
多くの場合COPプロトコルやCHOPベースプロトコル(シクロフォスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、ステロイドという薬剤を使う⽅法)が⾏われる。