ブログ
Blog
ブログ
Blog
乳腺にできる腫瘍で、良性と悪性腫瘍がある。
⽪膚のしこりに気づき来院する場合が多い。猫⾃⾝は気にしないか、違和感や痛みによりしこりを舐めることもある。
⽝と違い、その90%が悪性腫瘍である。直径が3cmを超える悪性腫瘍の場合、⽣存期間が6ヶ⽉という報告もある。
発⽣部位により乳腺腫瘍を疑い、FNA(針で細胞の⼀部を取ってくる検査)や⽪膚エコーなどで、腫瘍の種類、リンパ節転移などを確認する。腫瘍⾃体の診断は、外科切除の後判断される。
基本的には⽚側の乳腺を全摘出する「乳腺⽚側全摘出⼿術」を⾏う。リンパ節などの評価や、腫瘍が左右の乳腺を跨いで存在する場合は、両⽅の乳腺を全摘出する「乳腺両側全摘出⼿術」を⾏うこともある。また術前・術後に転移が⾒られた場合、化学療法を⾏うこともある。化学療法には、抗がん剤や分⼦標的薬、NSAIDsが使われる。