ネット予約はこちらネット予約はこちら
  • 〒565-0875 大阪府吹田市青山台2丁目1-15
MENU

ブログ

Blog

犬が吐いてしまった時に考えられる原因|ESSE動物病院|ESSE動物病院吹田|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

犬が吐いてしまった時に考えられる原因|ESSE動物病院

 

大阪府吹田市・豊中市・箕面市の皆さん。こんにちは。

大阪府吹田市のESSE動物病院の院長 福間です。

 

犬も人同様吐くことがある生き物です。人間のように嘔吐をしても、様子を見ておくおことで自然に治る嘔吐もあり全てのケースで心配する必要がある、というわけではありません。けれども、嘔吐の仕方や頻度、吐いたものの性状によっては、緊急性が高いケースもあるため、しっかりと確認し判断することが大切です。そこで今回は、犬が吐いてしまった時に考えられる原因についてわかりやすく解説します。

 

犬が吐いたものを確認する

犬が嘔吐した際には、吐いたものをしっかり確認しましょう。スマホなどで撮影しておくと、動物病院での診療もスムーズに進みます

 

 

・透明な液体・泡を吐いた時

 

吐いたものが透明な液体の場合は、空腹時の嘔吐などが考えられます。犬は空腹な時間が長く続くことで、胃酸の刺激により透明な胃液や泡を吐くことがあります。

この場合は、空腹時間を短くすることで予防することができます。1日のご飯の回数を増やしたり、間食・夜食などで空腹時間を短くしてあげて様子を見てみてください。

その他、緊張やストレス、乗り物酔いなどで泡を吐いてしまうことがありますが、休憩を取るなどして、緊張や興奮が抑えられると症状も緩和されていきます。

 

 

 

・茶色いものを吐いた時

吐いたものが茶色くドロドロとしていて、普段与えているフードの臭いがしているのであれば、飲み込んだフードが出てきたものと考えられます。

元気があり嘔吐を繰り返さないのであれば、様子を見ることもできるかと思います。

 

 

・黄色い液体を吐いた時

黄色い嘔吐物は、「胆汁(たんじゅう)」が混ざっている可能性が高いです。空腹の状態が長く続くと、十二指腸に分泌された胆汁が胃へと逆流することがあるからです。

朝方や夕方の食事前に起こりやすいです。食欲はあり、フードは普段通りに食べます。食事の時間や回数を適切に管理することで予防できます。吐く頻度が高かったり、嘔吐物の量が多かったりする場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

 

 

・赤いものを吐いた時

赤い嘔吐物は、ほぼ間違いなく血液です。食道や胃で出血が起こっているときに、鮮血を吐くことがあります。食道炎や胃潰瘍などで粘膜から出血が起こっていると、その出血量に応じて嘔吐物に血が混じります。しっかりとした赤色の嘔吐物を大量に吐いている場合は、重症であることも想定します。早急に動物病院を受診しましょう。

また時に、気管支や肺などの呼吸器で出血があった時も、鮮血を吐くことがあります。「喀血」と言い、この場合も早急に動物病院を受診することをお勧めします。

 

 

・異物を吐いた時

吐いたものにおもちゃなどの異物が混ざっている場合は、誤飲・誤食が考えられます。飲み込んだものの種類によっては、中毒症状を引き起こすこともあるため注意が必要です。中毒の場合は、飲み込んでからの時間経過によって、治療できる内容も変わってくるので、このようなケースではとりあえず様子を見るということはせずにすぐ動物病院に連絡してください。

 

 

▼まとめ

 

このように、犬が吐いてしまった時には、まず嘔吐物をきちんと確認することが大切です。とくに嘔吐物の色には重要な情報が含まれていますので、今回ご紹介した内容を参考にして適切な対応をとるようにしましょう。

 

もちろん、正確な診断は獣医師に任せたほうがいいこともありますので、気になることや不安に思うことがあれば、動物病院にご連絡ください。

 

 

 

大阪府吹田市青山台2−1−15(北千里駅から徒歩8分)

 

駐車場は10台以上あります。(豊中市、箕面市、茨木市、摂津市からも車で来院しやすいです)

 

皮膚科(アレルギー、アトピーなど)、腫瘍科(がん)、循環器科(心臓病、腎臓病)、外科手術(麻酔管理と痛みの管理をしっかり行います)を得意としています

 

健康診断、予防接種、フィラリア・ノミダニ予防、避妊・去勢手術も行います。ご相談ください。

院長 福間 康洋
院長 福間 康洋
記事監修
院長 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 日本獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で30人[2023年4月時点])
  • 日本獣医腎泌尿器学会認定医
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 日本獣医救急集中治療学会所属
  • 日本小動物歯科研究会所属
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
  • 2021年:ESSE動物病院 開院
詳しい医師紹介を見る 予約をとる