ネット予約はこちらネット予約はこちら
  • 〒565-0875 大阪府吹田市青山台2丁目1-15
MENU

ブログ

Blog

犬の下痢の原因と理由・考えられる病気について|大阪府 吹田市 ESSE動物病院|ESSE動物病院吹田|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

犬の下痢の原因と理由・考えられる病気について|大阪府 吹田市 ESSE動物病院

大阪府吹田市・豊中市・箕面市の皆さん。こんにちは。

大阪府吹田市のESSE動物病院の院長 福間です。

 

私たちが下痢をした場合は、その理由も何となくわかるものです。食べ過ぎや飲みすぎ、前日に食べた生ものによる食中毒など、おそらく皆さんも一度は過去に経験があることでしょう。一方、犬の場合は下痢になった原因や理由を突き止めるのは容易ではありません。時には深刻な病気が潜んでいる場合もあるため、十分な注意が必要です。

そこで今回は、犬の下痢の原因・理由・考えられる病気についてわかりやすく解説します。

 

 

犬が下痢になる原因・理由

犬が下痢になる原因は、緊急性の低いものと高いものに分けることができます。

 

 

緊急性が低い下痢の原因

 

◎フードの変更・食べ過ぎ

フードを食べ過ぎたり、フードを変更したりすることによって下痢になっている場合は、それほど心配する必要はありません。

フードの摂取量や内容を見直すことで、下痢も解消されます。

また動物にも食べ物が体に合う・合わないということもあり、初めてのおやつを食べた後に下痢をした場合は、「あぁ、この子にこのおやつは合わなかったんだな」と考えていただければいいかと思います。

食事の見直しから数日経過しても下痢が続くようであれば、動物病院を受診しましょう。

 

 

 

◎環境の変化によるストレス

犬も人間と同じように、環境の変化があるとストレスを受けることがあります。このストレスには、疲労、緊張といった不快ストレスだけでなく、楽しい、興奮といった快ストレスも含まれます。その結果、消化管の運動の抑制や亢進が起こり下痢を引き起こします。引っ越しやペットホテルに預けられ際には、このような症状が現れやすいです。環境に慣れることで、下痢の症状も改善されます。

 

 

 

◎それ以外の体調の変化

 

上記以外でも。原因はわかりませんが下痢になることはあります。

 

 

緊急性が低い下痢の症状

 

・いつも通り元気である

・嘔吐はない

・便に血が混ざっていない

・下痢の頻度は少ない

 

このような症状にとどまっている場合は、それほど心配する必要はありません。1~2日安静にして、様子を見てみてください。上述した原因・理由が当てはまる場合は、それらを改善するよう努めましょう。それでも改善の兆しが見られない、症状が悪化してきた場合は、早めに動物病院に連絡してください。

 

 

 

緊急性が高い下痢の原因

 

◎異物の誤飲や誤食

食べ物ではないものを飲み込んでしまったり、人用のお薬やサプリメントなどを誤植したりすると、下痢を起こすことがあります。これらのケースでは、嘔吐を伴うことも多く、早急に対処する必要があります。

 

 

◎細菌・ウイルス・寄生虫への感染

病原性を持った微生物に感染することでも下痢になります。これも私たち人間と同じですね。細菌は、大腸菌・カンピロバクター・サルモネラ・クロストリジウム。ウイルスは、コロナウイルス・パルボウイルス・ジステンパーウイルス。寄生虫は、回虫・鞭虫・鉤虫(こうちゅう)・糞線虫(ふんせんちゅう)などが原因となります。寄生虫由来では、便から虫が検出されることもあります。またその他の細菌やウイルス性の下痢に関しては、PCR検査を行うことができます。糞便の顕微鏡検査では、これらの菌感染の確定や細菌叢の定量的な評価を行うことはできません。

 

 

◎重症度の高い全身疾患

膵臓や肝臓、腎臓、大腸などに深刻な疾患があると、下痢になりやすいです。その他、副腎皮質機能低下症や子宮蓄膿症、悪性腫瘍が原因で下痢を起こすこともあります。いずれも緊急度が極めて高い病気なので、一刻も早く精密な検査を受け、適切な治療を受ける必要があるといえます。

 

緊急性の高い下痢の症状

 

・嘔吐がある

・便の色が極端に黒い

・水のような下痢を頻繁に繰り返す

・食欲や元気がない

・体重減少が見られる

・下痢が3日以上続いている

 

こうした症状が認められる場合は、すぐにでも動物病院に連絡しましょう。受診が早いほうが、病状の悪化をより早期に食い止めることができることが多いです。

 

 

まとめ

 

このように、犬の下痢の原因や理由にはさまざまなものが考えられますので、まずは緊急性が高いかどうかを見極めましょう。なかなか判断できない場合は、動物病院までご連絡ください。

 

 

 

 

大阪府吹田市青山台2−1−15(北千里駅から徒歩8分)

 

駐車場は10台以上あります。(豊中市、箕面市、茨木市、摂津市からも車で来院しやすいです)

 

皮膚科(アレルギー、アトピーなど)、腫瘍科(がん)、循環器科(心臓病、腎臓病)、外科手術(麻酔管理と痛みの管理をしっかり行います)を得意としています

 

健康診断、予防接種、フィラリア・ノミダニ予防、避妊・去勢手術も行います。ご相談ください。

院長 福間 康洋
院長 福間 康洋
記事監修
院長 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 日本獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で30人[2023年4月時点])
  • 日本獣医腎泌尿器学会認定医
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 日本獣医救急集中治療学会所属
  • 日本小動物歯科研究会所属
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
  • 2021年:ESSE動物病院 開院
詳しい医師紹介を見る 予約をとる