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猫の歯がぐらついている?その原因は?|猫の歯を守るために知っておきたい歯周疾患|ESSE動物病院吹田|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

猫の歯がぐらついている?その原因は?|猫の歯を守るために知っておきたい歯周疾患

猫の歯がぐらついている?その原因は?|猫の歯を守るために知っておきたい歯周疾患

口を開けてあくびをする猫

愛猫と遊んでいるときに「あれ?猫の歯がぐらついている?」と気が付くと、飼い主様としてはびっくりしますよね。

  • どうして歯がぐらついてしまったのか
  • 歯が抜けてなくなってしまうのではないか
  • 痛みはあるだろうか

 

など、たくさんの不安がよぎるはずです。
猫の歯がぐらついている状態は、猫の歯にとって危機的な状況である場合がほとんどです。

今回は、猫の歯がぐらついている原因となる病気について解説します。
ぜひ最後まで読んでいただき、猫の歯のSOSに応えられるようにしておきましょう。

猫の歯の動揺を起こす病気

愛猫の歯がぐらついていることに気がついたときに、真っ先に浮かぶのが「どうして?」という疑問ですよね。
猫の歯がぐらつくような状況は、ほとんどの場合何らかの病気が隠れています。
ここからは、猫の歯がぐらつく原因となる病気について解説していきます。

歯周病

猫の歯のぐらつきの原因として最も多いのが歯周病です。
歯周病の原因は、食べ物のかすなどが蓄積し、細菌の塊となったプラークです。
プラークは長時間歯に蓄積し、口腔内のミネラルと融合すると、それが歯石となって沈着します。
歯石が歯の周りに沈着した状態は、歯が常に細菌にさらされている状況と同じです。
この状況が続くと、歯周病で細菌により歯自体や歯を支える骨である歯槽骨が溶けてしまう原因となります。

歯は、土台となる歯槽骨にぴったりとはまることでくっつく、パズルのような構造をしています。
そのため、歯や歯槽骨が溶けると、ぴったりとはまらなくなり、歯がぐらつくということです。
歯周病では、猫が日常的に強い痛みを感じていることが多いです。

歯の生え変わり

猫の乳歯が永久歯に生え変わるときも、歯がぐらつきます。
猫の乳歯は生後2週間くらいで生え始め、生後3~8か月ほどで永久歯に生え変わります。
乳歯の脱落は正常な成長過程なので、激しい痛みは通常生じず、軽い違和感が生じる程度であることがほとんどです。

外傷

今まで全く問題のなかった猫で急に歯がぐらついているという場合には、外傷が歯の動揺の原因である可能性もあります。
歯が支えとなっている歯槽骨から脱臼してしまったり、途中で折れてしまったりすることでぐらつくようになります。
猫は高いところが好きであることが多いため、高所からの落下事故も非常に多いです。

落下事故だけでなく、

  • 硬いおもちゃを噛む
  • 同居の猫の喧嘩をする
  • タオルなどに歯が引っかかる

 

などが歯のぐらつきのきっかけとなることもあります。

腫瘍

高齢の猫で歯がぐらついているという場合には、原因が口腔内腫瘍であることも多いです。
猫では口腔内の腫瘍の発生は比較的多く、悪性腫瘍もよく発生します。
腫瘍は、細胞分裂の過程でエラーが生じ、細胞分裂の制御が利かなくなった細胞の集まりです。
歯茎に発生した腫瘍細胞がどんどん増殖していき歯槽骨や歯の細胞を侵食することで、歯は支えを失い動揺するようになります。
口腔内に腫瘍ができると、多くの場合で痛みを生じます。

窓際であくびをする猫

猫の歯の病気のサイン

猫の歯のぐらつきに気が付いたとき、ほかにどのような点に気を付けて観察すればよいのでしょうか。
猫は、歯の病気があるとき、

  • 血混じりのよだれが出る
  • よだれの量が増える
  • 口臭がきつくなる

 

などの変化が出ることがあります。
歯のぐらつきと合わせて、このような変化がある場合は口腔内の病気の可能性が高いので要注意です。

口腔内の病気で痛みがある場合には、

  • 食事の量が減る
  • やわらかいフードを好むようになる
  • 前足で口を気にするしぐさをする
  • 顔を触るのを嫌がる

 

などの変化が出ることもあります。
猫は痛みを隠す習性があるため、「痛みがあるのかわからない」という飼い主様も少なくありません。
猫の歯のぐらつきに気が付いたら、ぜひ一度このようなポイントをチェックしてみましょう。

猫の歯のぐらつき、放置するとどうなるの?

猫の歯がぐらついている場合には、動物病院に行くべきかどうか迷うかもしれません。
しかし基本的には、猫の歯のぐらつきを放置することはおすすめしません。
猫は動物病院が苦手なことが多いです。
苦手な動物病院で、「口の中を獣医さんに診てもらうことなんてできるのか」、「猫にとって多大なストレスなのではないか」と、飼い主様にとっては不安が尽きないことでしょう。
しかし、猫の歯のぐらつきを放置すると、ほとんどの場合そのまま歯が抜け落ちてしまいます。

それだけでなく、口腔内には非常に多くの細菌が存在します。
歯が抜けたり折れたりすると、その部分から感染症を起こすことも少なくありません。
感染を起こすと細菌が血流にのって菌血症という状態になり、命にかかわるケースもあるので早めに病院を受診しましょう。

日常でできる歯周病予防

猫の歯のぐらつきがはじまってしまうと、その歯を守ることは非常に困難です。
しかし、歯のぐらつきの原因となる病気のうち歯周病には予防法がある場合もあります。
歯周病の予防には、歯磨きが有効です。

前述の通り、歯石の原因は食べ物の残りかすでしたよね。
食事のたびに歯磨きをしっかり行うことで歯周病になるリスクは下げることができます。
そうはいっても、猫の歯磨きをしっかり行うのは難しいと感じる飼い主様が多いですよね。

毎日の歯磨きに加えて歯を守るのに非常に重要なのが、病院による定期健診です。
病院で歯や歯肉の状態をチェックしてもらうことで、歯周病や悪性腫瘍の早期発見につながります。
病気の早期発見ができ、治療に入ることができれば、歯を守ることができるかもしれません。

食器の前で目を見開く猫

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、猫の歯がぐらぐらする病気について解説しました。
猫にとって「食べる楽しみ」は非常に重要で、健康においしくフードを食べることができると、そのほかの病気の予防にもつながります。

猫の歯の治療は非常に重要です。
当院では、猫の歯の治療にも力を入れております。
愛猫の歯の状態についてご不安のある飼い主様はぜひ一度当院までご相談ください。

大阪府吹田市の動物病院
ESSE動物病院吹田

 獣医師 福間 康洋
代表・専科獣医師
福間 康洋
記事監修
代表・専科獣医師 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 日本獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で30人[2023年4月時点])
  • 日本獣医腎泌尿器学会認定医
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 日本獣医救急集中治療学会所属
  • 日本小動物歯科研究会所属
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
  • 2021年:ESSE動物病院 開院
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