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犬の歯磨きで血が出る?!|犬の口腔内出血の原因や対応について解説|ESSE動物病院吹田|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

犬の歯磨きで血が出る?!|犬の口腔内出血の原因や対応について解説

クッションに顎を乗せて寝る犬

犬の歯磨きをしているとき、出血させてしまった経験のある飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
犬の歯磨きで出血すると

  • 歯磨きの方法が間違っていたか
  • 何か口の中の病気ではないか
  • 痛みがあるのではないか

 

と飼い主様は心配になりますよね。
犬の口腔内の病気の早期発見のために、飼い主様が定期的に歯磨きを行うことはとても重要です。
この記事では、犬の歯磨きで出血する原因やご家族のとるべき対応まで詳しく解説します。
この記事を最後までお読みいただき、愛犬の口腔内のトラブルに正しく対応できるようにおきましょう。

歯磨きで出血する原因

毎日の愛犬の口のケアを行う中で、出血があると心配しますよね。
犬の歯磨きで出血が起こることはよくあります。
出血が起こったとき、考えられる原因について解説します。

歯肉炎

犬の歯磨きで出血がある場合のもっとも一般的な原因は、歯肉炎です。
歯肉炎は、歯垢や歯石などに含まれる細菌によって歯肉すなわち歯茎の部分に炎症が起こっている病態です。
歯肉は、正常の状態では鮮やかなピンク色で適度に張りがあります。

しかし炎症を起こした歯肉は、深い赤色でじゅくじゅくした状態になり、とてもデリケートです。
歯肉炎になると、健康は歯肉なら出血しないような軽い刺激でも、簡単に出血するようになります。

誤った口腔ケア

犬の歯磨きの方法が誤っていると、健康な歯茎でも歯磨きの際に出血することがあります。
「犬の歯磨きの仕方について詳しく知らないけど、毎日なんとなくケアしている」という飼い主様も多いのではないでしょうか。
犬の顎は、人間と違って幅が狭く奥行きがあります。

特に、奥歯の歯磨きは協力的な犬であっても非常に難しいです。
さらに、犬は口を無理やり開けられることを嫌います。
嫌がる犬の歯磨きをしようとして力を入れ過ぎてしまったり、よく見えない状態で歯磨きをしてしまうと、歯茎が傷ついてしまう恐れがあります。

抜けそうな歯

歯磨きの際の出血の原因で見落としてはいけないのが、歯周病や乳歯などの抜けそうな歯がある場合です。
中齢以上の犬で非常に多い歯周病では、歯に歯石が溜まり、歯を溶かしてしまいます。
歯が溶けてしまうと、歯が埋まっている顎の骨との間に隙間ができて歯が抜けやすくなります。

乳歯が抜ける時は、成長に伴い歯が吸収されていくことで歯が脱落しますが、これは正常な反応です。
歯が抜ける際に出血することは異常ではありませんが、乳歯以外の歯が抜けた場合には動物病院で診察を受けるようにしましょう。

口腔内腫瘍

飼い主様にとって最も恐ろしいのが、犬の口腔内腫瘍による出血ですね。
残念ながら犬では、口腔内腫瘍の発生は珍しくありません。
口腔内腫瘍が歯茎に発生すると、腫瘍部分の表面の粘膜は非常に脆くなります。
そのため、歯磨きの際にブラシが腫瘍に当たると簡単に破れて出血してしまいます。
口腔内腫瘍が傷ついてしまった場合の出血では、他の原因に比べてすぐには止まらないことが多いです。

犬の口腔内の異常、他にどんな症状が出る?

犬の歯磨きをしていて出血があると、様子を見ていいのかと不安になりますよね。
口腔内の出血がみられた場合、どのような点に気をつけて観察すれば良いのでしょうか。

犬の口腔内に異常がある場合、そのほとんどで痛みを伴います。
また、犬の歯磨きでの出血以外にも

  • 口臭が強くなる
  • 歯茎の色や状態が違う
  • 歯石が溜まっている
  • よだれの量が増える
  • 食事の食べ方や量が変わる

 

などの変化がある場合は、歯肉炎や腫瘍などの異常があることが多いです。
出血以外にもこのような変化がある場合は、様子を見ずに早めに獣医師にご相談ください。

口を開かれる白い犬

出血した時の対応

歯磨きで出血してしまったとき、ご家族はどうすればよいのでしょうか?
犬の歯磨きで出血があった場合は、一旦歯磨きを中断しましょう。

皮膚の怪我などによる出血では、出血箇所を清潔にして圧迫止血するという処置を行います。
しかし犬の口腔内の出血の場合、同じように対処することは非常に難しいです。

口腔内に外傷や炎症が存在している場合は、歯磨きにより痛みを生じている可能性が高いです。
痛みがある状態で歯磨きを続けると、歯磨きが嫌いになってしまう可能性もあり、その後のケアが困難になります。

さらに、出血しているのに歯磨きを継続すると、口腔内の外傷や炎症を刺激して治りが悪くなることもあります。
出血部位が確認できる場合は清潔なガーゼなどで出血している部位を優しく拭き、そっとしておきましょう。
口腔内の出血は他の部位と異なり、数分で止まることが多いです。
そして、その後は他の症状がないか、出血が続かないかを気をつけて観察してみましょう。
他の症状もある場合や出血を繰り返す場合は早めに動物病院を受診する必要があります。

ヒモのおもちゃで遊ぶ犬

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、犬の歯磨きの際の出血について、考えられる原因や飼い主様にしていただきたい対応について解説しました。
犬の歯磨きは、犬自身が嫌がることが多く、飼い主様も「この方法でちゃんとできているのかな」と不安に感じられていることが多いです。

当院では、犬の歯の健康を守るためのケアや治療にも力を入れています。
犬の歯磨きについて、方法やケア用品などにご不安があれば一緒に相談して決めていきましょう。
歯みがき以外でも犬の口腔ケアや口腔内の状態についてご不安のある飼い主様はぜひ当院までご相談ください。

大阪府吹田市の動物病院
ESSE動物病院吹田

 獣医師 福間 康洋
代表・専科獣医師
福間 康洋
記事監修
代表・専科獣医師 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 日本獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で30人[2023年4月時点])
  • 日本獣医腎泌尿器学会認定医
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 日本獣医救急集中治療学会所属
  • 日本小動物歯科研究会所属
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
  • 2021年:ESSE動物病院 開院
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