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「ごはんのあと、犬の歯の間に何か挟まっている気がする」
「犬が口を気にしていたり、前足で触ろうとしている」
「歯の隙間にフードがつまっていそうで心配」
このような様子に気づいたことはありませんか?
犬の歯の隙間に食べ物がつまること自体は珍しいことではありませんが、繰り返す場合や取りにくい場合には注意が必要です。
つまった食べ物をそのまま放置してしまうと、歯周病や炎症の原因になることもあります。
今回は、犬の歯の隙間に食べ物がつまる原因と対処法、受診の目安について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の口腔トラブルを防ぐための参考にしてください。
犬の歯の隙間に食べ物がつまる背景には、歯並びや歯周組織の変化が関係しています。
健康な状態でもある程度の隙間はありますが、特定の条件が重なると食べ物が残りやすくなります。
犬の歯に食べ物がつまる原因はいくつかあります。
ひとつではなく、複数の要因が関係していることも多いです。
犬の歯の隙間に食べ物がつまるかどうかは、口の中の構造も大きく影響します。
とくに小型犬では顎が小さいため、歯がきれいに並びきらず、重なったりねじれたりすることがあります。
その結果、
といった状態になりやすいのです。
また、噛み合わせの問題も関係します。
といった場合、噛む力のかかり方に偏りが出て、特定の歯の隙間に食べ物がたまりやすくなることがあります。
このような構造的な問題がある場合、ケアをしていても同じ場所に繰り返し食べ物がつまることがあるため注意が必要です。
歯に食べ物がつまる原因で最も注意したいのが歯周病です。
歯周病が進行すると、歯を支えている骨や歯ぐきが徐々にダメージを受け、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。
この状態になると、
という悪循環に入りやすくなります。
つまり、「食べ物がつまる」のは単なるきっかけではなく、歯周病が進んでいるサインのひとつである可能性もあるということです。
犬の歯に歯石がつくと、歯の形が変わり、食べ物が引っかかりやすくなります。
とくに歯と歯の間に歯石がたまると、自然に取れにくくなります。
やわらかいフードや、粒が細かい食事は歯の隙間に入り込みやすい傾向があります。
逆に、適度な硬さのあるフードは噛むことである程度の自浄作用が期待できます。

犬の歯の隙間に食べ物がつまっている場合、「そのうち取れるかな」と様子を見てしまいがちです。
しかし、歯の隙間に食べ物が残った状態が続くと、口の中のトラブルにつながります。
歯の隙間につまった食べかすは細菌のエサとなり、歯ぐきの炎症を引き起こします。
放置すると歯周病が進行し、歯のぐらつきや抜歯が必要になることもあります。
歯につまった食べ物が腐敗することで、強い口臭の原因になります。
「最近口が臭う」と感じた場合、歯の隙間の汚れが関係していることもあります。
歯につまった食べ物はご家庭でのケアで対応できる場合もあります。
ただし、無理な処置はかえって傷つけてしまうことがあるため注意が必要です。
犬の歯の隙間に食べ物がつまっている場合は、歯ブラシを使って、歯と歯の間の汚れをやさしく落とします。
歯ブラシは日常的なケアとしても非常に重要です。
デンタルガムやおもちゃを噛むことで、物理的に汚れを落とす効果が期待できます。
ただし、すでに歯周病が進行して歯の隙間が出来ている場合は適さないこともあるため注意が必要です。
歯の隙間につまった食べ物をピンセットや爪楊枝などで無理に取ろうとすると、犬の歯ぐきを傷つけるリスクがあります。
食べ物が取れない場合は無理をせず、動物病院での処置を検討しましょう。
次のような場合は、歯科的なトラブルが進行している可能性があります。
こういった様子が見られる場合、見た目では分かりにくい歯周ポケットの問題が隠れていることもあります。
自宅でなんとかしようとせずに動物病院を受診するようにしましょう。

犬の歯の隙間に食べ物がつまるのは珍しいことではありませんが、繰り返す場合は歯並びや歯周病などの問題が関係していることがあります。
大切なのは、
です。
当院では、歯科診療にも力を入れ、歯周病の評価や適切な処置を行っています。
愛犬の口の中の状態が気になる場合は、お気軽にご相談ください。
大阪府吹田市の動物病院
ESSE動物病院吹田