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「猫がアトピー性皮膚症候群と言われた」
「なかなか良くならないけど、どうしたらいいのかな」
「家庭でもしてあげられることはない?」
このように思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
猫のアトピー性皮膚症候群は、主に強いかゆみや皮膚炎を起こす病気です。
近年では、この病気で通院する猫も少なくありません。
今回は猫のアトピー性皮膚症候群について、原因やご家庭でもできるケアを詳しくご紹介します。
猫のアトピー性皮膚症候群にお困りの方は、ぜひ最後までお読みいただき、愛猫のケアにお役立ていただければ幸いです。
猫アトピー性皮膚症候群は、猫アトピー症候群と呼ばれる病気のグループの中の1つです。
猫アトピー症候群は、猫にアトピー症状を起こす病気の総称であり
の4つに分けられます。
つまり、ノミや食物、喘息以外の原因で起きるアトピーをまとめてアトピー性皮膚症候群と呼ぶということですね。
猫のアトピー性皮膚症候群の原因は、大きく
の2つに分けることができます。
それぞれについて詳しく解説します。
環境アレルゲンとは、環境中に存在するアレルギー物質のことです。
猫のアトピー性皮膚症候群の原因となる環境アレルゲンには、
などがあります。
花粉の場合には、季節によって、猫の症状に波があることが多いです。
上記の物質は、完全に取り除くのが難しいため、きれいなご家庭でも、わずかに残ったアレルギー物質に猫が反応してしまうこともよくあります。
猫のアトピー性皮膚症候群は、
といった種類の猫に多いため、遺伝的要因が関係していると考えられます。
該当する猫を飼っている方は、愛猫がアトピー性皮膚症候群になりやすいことに気をつけましょう。

猫のアトピー性皮膚症候群の症状はさまざまですが、主に強いかゆみや皮膚の炎症を起こします。
強いかゆみや炎症から
という4つの特徴的な所見も見られます。
これらの特徴は、どれか1つが現れることもあれば、複数が現れることもあります。
同じアトピー性皮膚症候群の猫であっても、どの特徴が現れるかによって、1匹1匹違う症状のように見えることも多いものです。
頭頸部掻破痕は、かゆみが強く現れる
といった場所(頭頸部)を猫が掻き壊すことでできる傷のことです。
頭頸部掻破痕では、
などか見られます。
外傷性脱毛は、猫が皮膚の同じ場所をくり返し掻いたり舐めたりすることで起きる脱毛です。
脱毛している部分の皮膚は、赤みがあったり、傷になっていることもあります。
粟粒性皮膚炎とは、皮膚に粟のような小さいプツプツができている状態です。
プツプツはかさぶたに覆われていることも多く、触るとざらざらとしています。
好酸球性肉芽腫は、免疫細胞である好酸球が皮膚に集まり、
などの症状を引き起こした状態です。
好酸球性肉芽腫では脱毛を伴うことが多く、患部は
といった見た目になります。
猫のアトピー性皮膚症候群が疑われるときには、まず
といった診断的治療が行われます。
上記を行って猫の症状が改善すれば、ノミアレルギーや食物アレルギーということです。
しかし、上記を行っても症状に改善が見られない場合には、アトピー性皮膚症候群の可能性が高くなります。
猫にアトピー性皮膚症候群の可能性があるとわかったら、次は具体的な原因を知りたいですよね。
しかし残念ながら、猫のアトピー性皮膚症候群の原因を特定するのは難しいものです。
猫の場合、
といった特徴があるからです。
猫のアトピー性皮膚症候群の原因を特定するのは難しいものですが、猫の症状を改善するため、獣医師と一緒に1つずつ検査や治療を進めていきましょう。

猫のアトピー性皮膚症候群において、環境アレルゲンや遺伝が原因の場合、残念ながら完治は難しいものです。
猫の症状を緩和し、うまく付き合っていくのが目標となります。
猫のアトピー性皮膚症候群の治療では、かゆみや炎症を抑える対症療法を行います。
具体的な治療方法としては、
などの薬が使用されます。
ただし、長く付き合う病気であるため、薬に頼りきりにならず、ご家庭でのケアなどを上手に組み合わせていくことが大切です。
猫のアトピー性皮膚症候群の場合に、ご家庭でも取り入れていただきたいケアには、
などがあります。
猫が外へ出ると、たくさんの環境アレルゲンにさらされることになってしまいます。
できる限り室内飼育を徹底し、ダニ予防や室内を清潔に保つことを心がけましょう。
最近は、猫の保湿剤に加え、皮膚を強くする食事やサプリも数多く販売されています。
皮膚そのものを強く、健康に保つことで、アトピー性皮膚症候群の症状を和らげることが可能です。
上記のケアと薬を上手に使って、猫の症状をコントロールしていきましょう。

いかがでしたか?
猫のアトピー性皮膚症候群は完治が難しいものです。
しかし、愛猫が皮膚をくり返し掻きむしる姿は辛いものですよね。
獣医師と相談しながら、愛猫にあった治療やケアを見つけていきましょう。
当院は皮膚科に力を入れております。
猫のアトピー性皮膚症候群についても、さまざまな治療方法のご提案が可能です。
猫のアトピー性皮膚症候群についてご相談のある方や、なかなか治らない痒みでお困りの方は、ぜひ当院までお気軽にご連絡ください。
大阪府吹田市の動物病院
ESSE動物病院吹田