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髄膜腫|ESSE動物病院吹田|吹田市(北千里駅)・箕面市・豊中市の動物病院

髄膜腫

概要

髄膜腫とは、頭蓋骨の内側にある「髄膜」から発生する腫瘍です。
頭蓋骨内腫瘍の発生頻度は極めて少ないですが、その中でものうや脳周囲の組織からできる腫瘍の内、約45%を髄膜種が占めると言われています。

症状は、腫瘍が発生した脳領域に基づいた神経症状を引き起こします。
腫瘍の増大により脳を外側から圧迫し、痙攣発作、前肢・後肢の反応低下などが見られます。

多くが良性とされていますが、稀に急速に大きくなる悪性もあります。
悪性の場合、脳への浸潤が多く報告され転移の可能性もあります。

痙攣発作や行動の変化などが見られた場合は、
腫瘍が進行している可能性がありますので早めに動物病院を受診してください。

好発犬種はゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ボクサーなど大型犬種。
国内では、チワワ、ミニチュア・ダックスフンドなどの小〜中型犬においても多く報告されています。
7歳以上が好発年齢とされています。

 

診断

髄膜とは、脳の表面を覆う膜のことで外側から内側に向かって「硬膜・くも膜・軟膜」から成り立ちます。
髄膜腫は くも膜のくも膜上皮を発生起源とした腫瘍です。

診断は、血液検査や尿検査、腹部超音波検査などにより全身の健康状態を評価したのち、
CT検査やMRI検査による全身麻酔下での画像診断検査によって行います。

確定診断は、外科的手術により切除した腫瘍で病理学的検査を行います。

 

治療

主に、外科的療法・放射線療法が用いられます。

〇外科的療法
治療の第一選択は外科的治療となります。
しかし、発生部位によっては手術が難しく困難を極めることもあります。

〇放射線療法
放射線を脳腫瘍に集中的に照射し、ガン細胞の増殖を食い止めます。
手術が困難な場合は、放射線療法を単独で行われる場合があります。
外科的切除をした場合でも、浸潤の可能性があるため術後の併用療法として行われる場合もあります。

〇抗がん薬治療
髄膜腫にはあまり効果が見られず、推奨される方法ではありません。

外科的治療と放射線療法の併用が最も効果的だとされていますが、
多くの場合は、発作症状などをコントロールする温存治療が選択されます。
マンニトールなどのお薬を静脈点滴で投与する「頭蓋内圧の管理」や、抗てんかん薬による「てんかん発作の管理」などを長期的にコントロールしていきます。

また腫瘍周囲の浮腫や炎症の軽減を目的にステロイドのお薬が使われる場合もあります。

 

 

院長 福間 康洋
院長 福間 康洋
記事監修
院長 福間 康洋(フクマ ヤスヒロ)
  • 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(吹田市で1人、大阪府で22人[2021年1月時点])
  • 獣医教育・先端技術研究所 腹部・心臓超音波研修 修了
  • 日本獣医皮膚科学会所属
  • 日本獣医がん学会所属
  • 日本獣医循環器学会所属
  • 日本獣医腎泌尿器学会所属
  • 2015年:鳥取大学獣医学科卒業
  • 2018年:犬とねこの皮膚科 研修生
  • 2018~19年:ネオベッツVRセンター 研修生(内6ヶ月間)
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